超都市国家シンガポール的日常 ブログ

HP「超都市国家シンガポール的日常」の日記です。日本を離れた旅好きのオタクは、シンガで生き延びることができるか?
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東日本大震災から1年…今日の新聞「TODAY」
東日本大震災から今日で1年が経ちました。
シンガポールの新聞TODAYでは、現在の被災地の様子や原発のことについて、3面を割いて報道しています。



多くの生徒が亡くなった石巻市の小学校周辺で現在も行方不明者を捜索している様子、福島第一原発の警戒区域内で取り残された動物たちにエサを与え続ける男性の話、政府は震災発生の約4時間後には福島第1原発がメルトダウンに至る可能性があると知っていたことなどを、取り上げています。特にはじめの二つの記事については、今もなお被災地が困難な状況であることを、被災者の側に立って詳しく伝えています。

また同紙は、10日にシンガポールの日本人会で地震と津波の犠牲者を追悼する式典が行われ、鈴木庸一日本大使とシンガポールのK・シャンムガム外務大臣が出席したという記事も掲載。シャンムガム氏の挨拶は、下記のように伝えられています。
「私たちは皆、あの災害の中で日本の人々が見せた落ち着いたふるまいと礼儀正しさに感動しました。シンガポールも含む世界は、この点で日本から多くのことを学ぶことができます」
「私たちは、日本が多くの難問に打ち勝ち、さらに強く立ち直ることを確信しています」
ありがとうシンガポール。今後とも応援よろしくお願いします、マジで!

この1年、シンガポーリアンをはじめ様々な国籍の人々から「いま、東日本はどんな状況?」「原発の様子はどうなった?」と尋ねられ、励まされ続けてきました。国際都市シンガポールだからこそ実感できる、広い世界からの励ましです。今も世界の人々は、あの大災害と被災された方々のことを忘れていません。
今後私に出来ることは、この先も長く被災地と日本の様子をいろいろな国の人に話し続けて、義援金の振り込みを継続していくことだな、と思っています。というわけで今月は、振り込む義援金の金額を、いつもの月よりも増やしてみました。いや、微々たる額なんですけど;。

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訪日したリー・クアンユー氏が「日本訪問は安全」と発言
5月26日のストレイツ・タイムズ紙に、リー・クアンユー氏が日本を訪れたというニュースが載っていました。日経新聞主催の国際交流会議「アジアの未来」に出席したそうです。しかしこの日の日経(夕刊)には、同会議に出席したマレーシアのナジブ首相やベトナムのハイ副首相のことは載せているのに、リー氏のことは皆無…。せっかくシンガポール建国の父も訪日していたので、ストレイツ・タイムズの記事の概要を載せてみますね。



◆「日本訪問は安全だ」:リー・クアンユー
(日本特派員クワン・ウェンキン記者←いつもありがとうv

原発危機が続く日本だが、昨日リー・クアンユー元首相は「シンガポール国民が日本を訪れることは、問題ない」と発言した。東京で行われた、日本のビジネスリーダーたちとの、昼食会の席でのことである。

24日に北京から東京に来たリー・クアンユー氏は、3月11日の震災以降に日本を訪れた、最初のシンガポールの政治家となった。震災は東京から230km離れた福島第一原発にも打撃を与え、放射能レベルの上昇によって、原発から半径30kmの範囲の住人は避難することを余儀なくされている。昼食会の席上でリー氏は「シンガポーリアンは、日本がこの原発危機からも立ち直ると信じている」と表明した。

諸外国は放射性物質を恐れており、日本の輸出、とりわけ農産物の輸出は激減し続けている。日本のビジネスリーダーたちから、震災後の訪日客の伸び率の見込みについて見解を尋ねられたリー氏は、「短期的には、日本は世界に向かって、日本が安全であることを説き続ける必要があるだろう」「私の訪日によって、シンガポール国民に、訪日は問題ないと示せることを望んでいる」と述べた。

リー氏は、人口減少を補うための外国人労働者の受け入れを含む、日本の経済成長の長期的な解決策についても討議した。日本のビジネスリーダーたちは、氏がシンガポール建国の父として重要な役割を果たし、彼がもたらした政治的安定はシンガポールに劇的な経済発展を生んだとして、賞賛した。彼らはまた、シンガポールは優良な投資先で有り続けるとの確信を述べている。

25日、リー・クアンユー氏は内閣官房長官の枝野幸男氏および岡田克也民主党幹事長と夕食会で懇談した。氏の訪日は、先週末の中国・韓国の首脳による日本訪問に続くものである。この期間にそれぞれの首脳たちは、日本が第二次大戦後最大の震災と原発事故から回復する力があることへの、信頼を示した。今日26日、リー氏は日経新聞主催の国際交流会議「アジアの未来」に出席する予定だ。

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「日本は大丈夫」と太鼓判を押してくれたリー・クアンユー氏に感謝v
ちなみに私がなぜこの日のシンガポールと日本の新聞を持っているかというと、先々週から先週にかけて、ちょっと日本に帰っていたからです。26日に搭乗したシンガポール行きの飛行機で、日経新聞とストレイツ・タイムズをもらったのでした。
5月下旬の日本は、爽やかな気候でツツジや花菖蒲がキレイでしたよ。
東京の店頭では、単一乾電池の供給もちゃんと復活してたー!

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ボタニック・ガーデンの「ショパン・フォー・ジャパン」
昨晩、ボタニック・ガーデンで開催されたコンサートに行ってきました。
東日本大震災を支援するために行われた「CHOPIN FOR JAPAN」というピアノコンサートです(この「ショパン・フォー・ジャパン」ってオヤジギャグを思わせる響きがスキ^_^;)。会場のシンフォニー・ステージの前の芝生には、開演前から席取りの人でいっぱい。



ポーランド大使館とイタリア文化会館が協力して、日本のためにシンガポールで開いてくれたこのコンサート。イタリア人ピアニストのジュリアン・ガルジューロさんは、ニューヨークからこの公演のために駆けつけてくれました。いろいろな国の人たちが、日本を支援するイベントを開いてくれたことに感動(T_T)。観客も様々な国籍の人が集まっていて、皆さま募金箱にばさばさとシンドル札をつっこんでくださっていましたよ。



ガルジューロさんのピアノは、たいへん情熱的で力強い演奏でした。
「この蒸し暑いシンガポールでの野外コンサートは大変だろうな…きっと軽やかな小曲が中心だろう」などと開演前に予想していましたが、とんでもない。ショパンのノクターン第20番やスケルツォ、革命、ラフマニノフの前奏曲ト短調 作品23の5など、難曲や大曲を次々に披露してくれました。特にラフマの前奏曲の勇壮さはすばらしかったです。

ぶっちゃけ植物園での野外コンサートって、お子様たちは芝生の上をはしゃぎ回るわ、ステージが浮かぶ池の上にはコウモリが飛び交うわ、演奏にはたいへん困難だと思うんですよ(^_^;)。でもガルジューロさんはそんなのはものともせず、開演の瞬間からアンコールの革命まで、すばらしい集中力を発揮していました。彼のエネルギッシュな音に感嘆。



シンガポール在住のオペラ歌手の永留五月さんも「赤とんぼ」「浜辺の歌」プッチーニの「私のお父さん(ジャンニ・スキッキ)」等を熱唱しました。
ところで、ピアニストのガルジューロ氏はトークもたいへん軽快で面白い人で、「私のお父さん」の歌の内容を説明するときなど「もし私の恋が叶わないなら、橋から…、ボタニック・ガーデンの池に身を投げるわー!※」と解説したり、随所で観客の笑いを誘っていました。サービス満点。(※実際には「ヴェッキオ橋からアルノ川に身を投げる」です)



「日本のためのチャリティーイベント」というのがまず主目的で訪れたコンサートでしたが、それ以上にガルジューロさんの熱い演奏に引きつけられた「ショパン・フォー・ジャパン」でした。息の長い支援をしてくれるシンガポールにも、いつも感謝!

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天皇・皇后両陛下の被災地訪問を伝える新聞の特集記事
5/16のストレイツ・タイムズに天皇・皇后両陛下の記事が出ていました。
東日本大震災の被災地である宮城、岩手、福島の3県を回られた両陛下のことについて、国際面の半面を使って書かれた大きな記事。1週間(以上)前の新聞ですけど(^_^;、よい記事だったので概要を載せてみますね。



◆東京からのリポート・被災者に手をさしのべる皇室◆
(日本特派員クワン・ウェンキン記者)

日本の高齢の天皇・皇后が、たゆまない被災地訪問で多くの被災者に励ましを与え続けている。明仁天皇と美智子皇后は、その優しい笑顔と温かい言葉で、震災による喪失を受け入れるために今なお闘っている人々から、歓迎を受けている。被災者たち、特に高齢者は、天皇夫妻の存在や慰めや励ましの言葉に強く感動していた。

ある避難所では、被災者が天皇夫妻に震災で亡くなった家族の写真を見せ、また別の避難所では、一人の女性が美智子皇后に彼女が育てた花の小さな花束を渡した。

天皇夫妻が最も最近訪れた被災地は、5月11日の福島県である。ここは事故が起こった原発に近いため、何千人もの日本人が自宅から離れることを余儀なくされている。津波で自宅を失ったタケバナさんは「両陛下は私の健康について優しく尋ねてくださいました」「私たちは放射能のために風評被害にさらされていますが、陛下のご訪問によって、気持ちがだいぶ楽になりました」と語っている。

ここ数週間の天皇・皇后夫妻の震災関連の活動は、日本の皇室の基本的哲学によるものである。すなわち「皇室は喜びのときも悲しみのときも国民とともにある」ということだ。
日本が危機的状況に陥ったときの天皇の行幸は、先代の裕仁天皇も1946年から1954年にかけて行っている。第二次世界大戦の敗戦後の非常に困難な時期に、裕仁天皇はほぼすべての都道府県をまわって、国民に強い精神的な励ましを与えた。

現在の明仁天皇は、さらに多くの行幸を行い、さらに国民と近しく交流している。1986年11月の伊豆大島火山噴火のときに、当時皇太子であった彼は、被災者と膝をついて話した初の皇族になっている。さらに即位したばかりの1991年、明仁天皇は雲仙岳の噴火の際に、被災者と膝をついて話した初の天皇になった。以来、天皇夫妻が大きな災害(1995年の阪神大震災や2004年の新潟県中越地震など)が起きた際に被災地を訪問するのは、通例となっている。

3月11日の震災の5日後に放送された天皇のビデオ・メッセージは、日本列島に光彩を放った。そのメッセージの放送は、余震などの緊急時には直ちに中断するようにとの、明晰な指示まで与えられていたのである。
明仁天皇は国民と困難を分け合うことを強く望んでおり、3月下旬に東日本で輪番停電が行われた際には、居室の電気を切ってロウソクの明かりで過ごした。皇居は停電の対象からはずれていたにも関わらず、である。また震災後のごく早い時期から、天皇は栃木の御料地の農産物を被災地に送り、浴場を被災者に開放するよう指示していた。

天皇・皇后夫妻が被災地を訪れたときに、被災者たちが常に見せる感謝と安心の表情は、菅直人総理大臣が訪れたときの冷たい反応とは全く対照的だ。菅首相が最近訪れたある避難所では、彼は政府の対応の遅さについて不平を述べる被災者たちの、手痛い言葉しか聴けなかったのだから。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ね、びっくりするほど詳しくて正確なリポートでしょ。
ストレイツ・タイムズの特派員さん、ありがとうございます(T_T)。

当たり前だけど、元の文中で、天皇・皇后両陛下のことを「Emperor Akihito」「Empress Michiko」と書いてあったのには「おわー(@_@;)」となりました。日本国民たるワタシには、「天皇陛下」「皇后陛下」としかお呼びできないわ(^_^;)。
でも、海外の記事の雰囲気が伝わるように、敢えてそのまんま「明仁天皇」「美智子皇后」「天皇」「天皇夫妻」と訳してみました。ご了承くださいね。

日本に天皇陛下がいらして本当によかった…と改めて実感する記事でした。


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「シンガポールから日本への旅行再開」を伝える新聞記事
今日のストレイツ・タイムズ(シンガポールの国民的英字新聞)に、シンガポールから日本への旅行ツアーを再開したことに関する記事が掲載されていました。ちょっと嬉しかったので全訳を載せてみますね。



◆旅行代理店、津波の後の日本ツアーを促進

壊滅的な津波によって大打撃を受けた日本の観光業界は、ゆっくりと回復に向かっており、現在は再び旅行客を受け入れる準備が整っている。
シンガポールで最多の日本パッケージツアーを扱う旅行代理店「プライム・トラベル」は、24名のグループで、3泊4日の「日本へご一緒に・夢の東京ツアー」を催行した。

このツアーは4月29日に出発し、5月3日にシンガポールに戻った。旅程には東京ディズニーランド、銀座のショッピング街、カラオケ、歌舞伎座などの主立った観光地が含まれている。ツアーの業務責任者のポーリン・ロウさんは「東京の状況は平常に戻っており、人々は普段と変わらない生活をしている。レストランとデパートも通常どおりに営業しています」と話している。
タクシーの運転手や店の店員たちは、このツアー客をあたたかく歓迎した。「日本の人は、私たちをニュースで見たと言っていました。彼らは私たちをとても歓待してくれましたよ」とロウさんは語っている。

プライム・トラベルは、東京や日本国内の他の地域について、さらに多くのツアーの催行を予定している。東京−シンガポールのエコノミークラス往復航空券のツアー料金は、2名で988Sドル(64220円/税・サーチャージ別)から始まっている。この価格には宿泊、食事、観光地の入場料が含まれる。興味のある方は6221-4250まで。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

おお、ぶっとぶような格安料金 (@_@)。
でも、この記事を読んで一人でも多くのシンガポーリアンが日本を訪れて、震災後の日本観光業界に活力を与えてくれればいいな、と思いました。もともと日本は、シンガポーリアンにとって大人気の旅行地だったんだから!

今日のストレイツ・タイムズでは、天皇・皇后両陛下が被災地を回られた様子も、国際面の半面を使って詳しく報道していました。こちらはさらにすばらしい記事だったんですが、長いのでまた後日(^_^;)

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がんばる日本料理レストラン
先週末、クラーク・キーのセントラルにごはんを食べに行きました。
日系レストランの多いショッピングセンター「セントラル」は、館内全体に「日本食品安全宣言!」の垂れ幕を掲げていましたよ。お茶碗のマークがかわいい。



『日本からの輸入食品はシンガポール農産品・畜産物監督庁(AVA)の検査を経たものであり、100パーセント安全です。我々は料理の質に妥協せず、食材は放射性物質の影響の無い地域、あるいは他国からの輸入であることをお約束します(日系レストラン一同のロゴマーク)』

本当は日本政府がもっと早くから継続的に、輸出している日本食品が安全であることをアピールすべきだったんだけどねぇ。自らその役割を果たしつつ、がんばる日系レストランに頭が下がります。
そんなわけで、週末はWARAKUでお寿司を食べました。まあファミレス系居酒屋のお寿司の味だけど(笑)、雰囲気は十分味わえます。うちの隣のテーブルに座っていた中華系ローカルカップルも、パクパクお寿司を食べていましたよん(ただしアボガド&サーモンロール。邪道^_^;)。



先日、NHKで「シンガポールの日系レストランも原発の風評被害で壊滅的打撃!」なんてニュースをやっていました。が、この日のWARAKUもいつものようにローカルで混み合ってたけどな〜。すぐ横の「まる玉ラーメン」も相変わらず行列してましたしね。
シンガポールはかなり落ち着いて対応してくれてる方だと思うぞ。がんばれ、日本料理レストラン!

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震災後の首都圏&一時帰国事情
先日の一時帰国で見てきた、現在の首都圏の様子について書いてみます。
余震が続く中でも節電と募金に励みながら、日常生活を送る首都圏の人々は、すごくパワフルでしたヨ!



★バッグの中には懐中電灯と携帯充電器

都心のオフィスに勤める友人たちが、大きな余震に備えて一様にバッグに入れていたものは、ミニ懐中電灯と携帯電話の充電器でした。3月11日に帰宅難民になったときに、切実に必要性を感じたそうです。なるほど(T_T)。オフィスにはローヒールの靴を置いてあるそうです。確かにハイヒールでは長距離を歩けないよね…

★駅のエレベーターはストップ中

首都圏の駅のエレベーターは、節電のためすべてストップ中。各ホームに一つあるエレベーターは稼働していて、お体の不自由な方や重い荷物を持った人は使えるようになっていました。私も空港からの行き帰りに使わせてもらいましたよ…やっぱりスーツケースは一人じゃ持ち上げられないもんなぁ(>_<)。
駅構内の電灯も、普段の半分の稼働状態。大阪駅から東京駅に戻ってきたときにはさすがに「あ、暗い…」と思いましたが、別に不自由はありません。

★単一乾電池は、ない

計画停電の影響で乾電池の需要が高まり、大型懐中電灯に必要な単一乾電池は、いまだに店頭にはありませんでした。首都圏のみならず、なんと大阪でも単一乾電池は売り切れてた(@_@)。単二以下の乾電池は、首都圏でも出回り初めてるんだけどなー。

★お寿司屋さんにはお客さんがいっぱい

今回の一時帰国では「よくこんな時期に戻ってきたね」と、あちこちで大歓待してもらいました(笑)。「せっかく帰ってきたんだから、ごちそうを食べよう」と、毎日のようにお寿司屋さんやお刺身のおいしい和食店に連れていってもらいましたよ。どのお店もお客さんでいっぱいでした!
「こんなときだからこそちょっと高級な料理を食べて、経済を回そう」
「打倒・風評被害!」という心意気が感じられましたよ。日本のお寿司はやっぱりおいしい(*^.^*)

★余震の揺れは長い…

一時帰国している間に何回か余震を体験しました。揺れが非常に長く、終わった後も「ゆら〜ゆら〜」と世界が回る感じが続きます。これじゃ地震酔いにもなっちゃうよなあ(;_;)。大阪→東京に戻ってくるときに、車窓から富士山がくっきり見えたので「日本をお守りください…!」と真剣に祈ってしまいました。余震を止めてぇぇ。



★民放のニュースとACの公共広告

首都圏の民放のTV番組はほぼ通常運転でした。ACの公共広告もまだまだ多いのですが(特にSMAPの「日本の力を信じてる」をやたら見た)、通常の商品CMも流れています。
民放のニュースでは「石原軍団が石巻で大規模炊き出し!」とか、「長渕剛が自衛隊松島基地で隊員を前に熱唱!」というような話題も流れていて、心がほっこりしましたよ。こういうニュースはNHKワールドプレミアムでは流してくれないもんねぇ。日本のTVで見る、復興に向けて立ち上がる人々の姿は、力強かったです!

★チャンギ空港はサクッと通過

今回は往復に羽田便を利用しました。原発事故に対応中の東日本から帰ってきたということで、帰りのチャンギ空港ではもしかしたら放射線検査とかされちゃうのかしら…と思っていましたが、なんのチェックもなかった。あっさり通過できました。いつもの一時帰国と何ら変わりありませんでしたよ。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

今回の一時帰国では「いま帰ってきてよかった…」と強く感じました。
ふだんはNHKワールドプレミアムばっかり見ているので、どうしても震災後の過酷な映像とニュースばかりが自分の中に蓄積されがちだったのですが、実際に見てきた首都圏はガッツに溢れていて元気でした。外国から日本への訪問者が減る中、この時期に帰ってきた一時帰国者に対して、周囲の人々はすごく歓待してくれましたヨ!

海外に住んでいてはどうしても限定的になる震災後の情報ですが、心が潰れそうになったら、可能ならばちょっと一時帰国してみることをオススメします。きっと周囲の人々も喜んでくれると思います〜。

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中田チャリティーマッチでヒデに圧倒される
昨日行われた中田チャリティーマッチを見てきました。最高でした。
何たってジャランベサール・スタジアムは、Jリーグの大スタジアムと違って、グラウンドと客席の距離がめちゃくちゃ近い!
だから、観客と中田との間で、試合中にもこんな交流が…!



中田はやっぱり今でも世界のナカタでした。
後半45分間をプレーしたのですが、味方に向けて鋭いキラーパスを出し、自分がパスを受け取る際には必ず直前に全方向を確認し(←ボールだけを見ていない)、チャンスを逃さず豪快なシュートをゴールに叩き込む。今も世界最高のサッカー選手のひとりだと思いました。きっと引退後もトレーニングを欠かさないんでしょうね。
しかも↑のまんがのように、客席への心配りまで完璧。脱帽です。



前半45分は北澤と澤登が、後半は中田とともに前園が出場して、それぞれ試合を盛り上げました。献身的にプレーする、なつかしい名選手たちの姿に感動。
特に私は、中田と前園の往年の親友コンビがすごく好きだったのですが、まさか今になってシンガポールで、この二人が一緒にプレーする姿をナマで見られるなんて思わなかったヨ!(@_@)

チケットを買うためにスタジアムに並んだ日は、自分の購入の直前でグランドスタンド(ベンチ側)のチケットが売り切れたことを、たいへん悔しがっていました。しかし結果的には、ギャラリースタンド(ベンチの反対側)の席はたいへんおいしかったです。
だって前半45分は、ベンチにいる中田と前園の様子が、ずーーっとド正面に拝めたんですものー(爆)。ことあるごとに顔を見合わせて、しゃべったり笑ったりしていたヒデとゾノ。今でも仲良しそうで何よりです。



試合は元代表+アルビの日本チームが、7-2でSリーグ選抜に勝ちました。
試合終了後のインタビューでは、中田が、
「お金だけの問題ではなく、震災のことを広く伝えていくことが大切」
「マスコミの皆さん、この試合のことを取り上げてください」
「この会場に、これだけの人が集まってくれたことに意味があります」
ということを、流暢な英語と日本語で語っていました。日本の復興までのはるかな道のりを海外から支えるためには、まず震災のことを周囲に伝えて続けて、長い目で応援してもらうことが重要だな、と改めて心に刻みましたよ。
ヒデもまた、ぜひシンガポールに来て、華麗なプレーを見せてぇぇ!

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中田チャリティーマッチのチケットを買いました
先ほど、中田チャリティーマッチのチケットを買ってきました。
明日の17時から、中田英寿 with 元日本代表+アルビレックス新潟シンガポールチーム 対 Sリーグのシンガポーリアンのプレイヤーで、東北関東大震災の被災者を支援するためのチャリティーマッチが行われるのです。
今日は会場のジャランベサール・スタジアムでのチケット販売日でした。



昨日のシンガポール在住者の皆さんのブログを読んで、アルビのオフィスでのチケット販売はあっという間に完売したことを知り、かなりビビってしまった私。「こりゃー4月1日のジャランベサール・スタジアムでの販売も、厳しいに決まってるよー」と半分さじを投げかけていました。
しかし今朝になって、スタジアムでのチケット販売時間が正午〜20:00ということを知り、「もしかしたらスタジアムのオフィスの方が、アルビよりたくさんチケットを持ってるのかも知れない…」と思い直し、昼前にのこのことラベンダー駅へ足を運びました。

12時15分頃スタジアムに着いたら、周囲にはぐるりと長蛇の列が!
やはりというか、日本語があちこちから聞こえてきました。が、大半はローカルのお客さんが並んでいましたよ。このバドミントン大国でこんなに人気があるのか>サッカー(@_@)。やっぱり中田は世界のナカタなのか!

並んで待つこと小一時間。VIPシートは早々と売り切れていましたが、グランドスタンド(メインスタンド)とギャラリースタンド(バックスタンド)は買えそうな気配になってきたので、お友達に「チケット買っとく?」と電話しました。最大購入可能枚数は4枚だったのです。チケット窓口の前で周囲の人を見ていたら、ほぼすべての人が4枚購入していましたよ(^_^;。

結局、私の十数人前あたりでグランドスタンドのチケットは売り切れたのですが(痛恨!)、ギャラリースタンドのチケットは無事に買えました。
13:00過ぎあたりには待機列はだいぶ短くなっていたので、たぶん並び直したら、ひとり8枚くらい買えたんじゃないかと思われる(そんなことしちゃダメです)。やっぱりスタジアムの方が、アルビよりも相当多い枚数を持っていたんじゃないかなぁ。

そんなわけで、明日は「S.League cares, TAKE ACTION with Albirex Niigata Singapore」に行ってきます。生ヒデが見られるのはもちろんのこと、生ゾノが見られるのも楽しみです。
久しぶりに拝めるよー、前園…(ノД`)・゜・。

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シンガポール市民の応援
一昨日、リトル・インディアに行ってきました。
パークロイヤルホテルの中を通ったら、ロビーの奥のレストラン「スパイス・ブラッスリー」が、こんな日本応援インテリアになっていました(↓ もちろんいつもはこんなものは飾られてない)



ありがとう、パークロイヤルホテル(T_T)
シンガポールでは東北関東大震災に際して、政府がすぐに救援チームを派遣してくれたり、支援金の拠出を表明してくれたのですが、民間企業や市民の皆様からの応援もそれはそれは大きいのです。18日の日記に書いた「GAMBATTE! JAPAN」チャリティー・イベントで集まった義援金は、76,000Sドル(約485万円)だったそうです。有志によるたった一晩のイベントで、たいそうな金額ですよね!募金してくれた方ひとりひとりのあたたかさに、涙が止まりません(T_T)

シンガポールの新聞にも、日本の震災関連の記事が詳細に載っています。
東京都の浄水場から放射性物質が検出されたニュース(>_<)も今日の新聞に載っていますし、福島第一原発の冷却作業に当たっている方のことは「nuclear samurai」として紹介されています。震災の発生後に、落ち着いた態度で助け合った日本人のことを賞賛する記事が多数掲載されたのは、皆様もYahoo等のニュースサイトでご覧になったとおりです。

一般のシンガポーリアンさんも、がんばる日本人のことを讃えています。
22日のTODAY紙の投稿欄でみつけた、震災で知った日本人の気質について讃えるローカルさんの文章を、ちょっと載せてみますね。どうやら教育関係のお仕事をしていらっしゃる方の投稿のようです。

■日本の教訓:私たちの生徒たちに教える気質

日本人の冷静さ、回復力、物事を静かに受け入れる態度について、多くのことが語られている。CNA(←Channel News Asia)の番組で、私は日本人の婦人がこんなことを言っているのを聞いた。「日本の子どもたちは、幼い頃から家や学校で、困難な状況を克服し、ハンディに打ち勝つことで、自分の中に強さをみつけるということを教えられる。」シンガポールの子どもたちが常に正しいことを行い、些細なことで不平や非難を言ったりしないように育てるために、私はこの機会を利用することを教育者やご両親たちにお勧めしたい。38年間教育に携わってきたが、優秀な教育の頂点は、優れた気質の頂点にたどりつく社会を形作ってこそ、はじめて達成されるものなのである。今週、私は授業で、日本のニュースを取り扱うつもりだ。先生たちやご両親の皆様も、ご一緒にいかが?

日本人の気質をほめてくれたリム・ホン・レオンさん、ありがとう(T_T)
イマイチこなれていない訳文なのは、まあお許しください。
マスコミの報道のみならず、海外の一般の人にも、日本人の美点はちゃんと伝わっているよ…という話でした。がんばろう日本!私もシンガポールからやれる応援をがんばります。

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