超都市国家シンガポール的日常 ブログ

HP「超都市国家シンガポール的日常」の日記です。日本を離れた旅好きのオタクは、シンガで生き延びることができるか?
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シンガポール国立博物館で歴史的ウェディングドレスを見る
ちょっと前に見てきた、豪華なドレスの展覧会のお話です。
白亜の宮殿のようなシンガポール国立博物館へ、10月31日まで開催中の「ウェディングドレス〜ヴィクトリア・アルバート・ミュージアム所蔵 200年間のウェディング・ファッション」を観に行きました。ロンドンから海を越えて渡ってきた豪華なウェディングドレスがぞろぞろ!目に楽しいわ〜。



同展では週3回、日本語(!)のガイドツアーが行われています。
今回はお友達とこれに参加したところ、たいへん参考になって面白かったのでした。19世紀の庶民と貴族のウェディングドレスの違いや、当時のシルクのウェディングドレスがシャンパン色に見えるのは、経年劣化ではなくもともとが天然素材の生成り色だった、ということなど、たぶん解説を聞かなければわからなかったでしょう。柄物の木綿で作られた、1841年の庶民のウェディングドレスなども、現代のワタシの目から見れば十分に可愛い(*´∀`*)。



私の目を引いたのは、19世紀後半の人工真珠をあしらったドレスです。
当時フランスのトップ・デザイナーだったシャルル・フレデリック・ウォルトが制作した、生成り色の細身のウェディングドレス。上衣には真珠のボタンがずらりと並び、優美な腰当ての付いたスカート部分には、繊細な真珠の飾りが波を描いて垂れ下がっているのです。こ、これは…、かのオーストリア皇后エリザベートが、オーストリア=ハンガリー二重帝国の戴冠式のときに着ていた、真珠のドレスを作ったデザイナーの作品だあ!こんなところで彼のドレスが見られるなんて、感激。。。



なんで私がこのデザイナーのことを知っているかというと、宝塚ファンだからです。大ヒットしたミュージカルの「エリザベート」には、実際のエリザベート皇后が着用していたドレスを、忠実に再現したドレスがいっぱい出てくるのです。中でも印象的なハンガリー王妃戴冠のシーンのドレスには、胸の部分に、波を描いて垂れ下がる真珠がびっしりと付いているのでした。
今回展示されているこのドレスの真珠飾りにも、エリザベートが着ていた真珠のドレスのテイストが感じられます。私も一度こんなのを着てコスプレしてみたい…けど、たぶん重いだろうなコレ。



会場で一番目立っていたのは、長ーーい裾を引く、星の刺繍が施されたゴージャスな英国製ウェディングドレスです。ものすごい細身でエレガント。でも、これを着たマーガレット夫人はこの後二回離婚して、アーガイル公爵夫人になったものの、たいへんスキャンダラスな人生を送ったんだそうな…。
他にもクリスチャン・ラクロワの黒を基調(!)としたウェディング・ドレスや、ヴィヴィアン・ウエストウッドやヴェラ・ウォンなど、現代のデザイナーによる作品もずらりと展示されています。女性の心にグッとくること間違いなしのこの特別展、開催期間はあと一週間で終了ですよー!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 16:55 | comments(0) | trackbacks(0) | -
桜の上野で長谷川等伯展

ちょいと日本に帰ってきています。
真冬をまるっとスルーしてお花見に来たつもりだったんですが、思いの外寒い!
上野公園のソメイヨシノは、まだまだ咲き揃っていませんよー。



帰国するなり、東京国立博物館の長谷川等伯展に行ってきました。
会期終了直前の、大人気の展覧会に、ムボーにもノコノコ足を運んだのです。
結果:入場するまでに50分待ち。うぎゃああ(爆)
人、人、人の列に並んでボーッとお庭の向こうを眺めていたら、
遠くに何やら巨大な円柱が。おお、アレが噂の東京スカイツリーなのね…!!
(←いま日本はこの巨大タワーのニュースばっかり)

ようやく拝んだ長谷川等伯の作品群の印象は「繊細かつ大胆」でした。
今回の目玉展示物ひとつは、障壁画の「楓図壁貼付」と「松に秋草図屏風」。
実は私、京都の智積院へ、これらを見に行ったことがあるのです。
圓徳院へ、期間限定公開の「山水図襖」を見に行ったこともあるのです。
でも「世の中にはまだこんなに知らない等伯作品があるのか」と感嘆しました。
細部まで描きこまれた精緻な花々。反対に、筆あとも鮮やかな黒々した木の幹。
室町時代に生まれた天才画家の絵を、一度に集めて見られる現代って素晴しい…



印象的だった作品は「柳橋水車図」。金箔も鮮やかな6曲1双の屏風絵です。
轟々と流れる川に大胆な黄金の橋。画面の右と中央にはぶっとい柳の木。
様式的に細かく描かれた柳の葉は、まるで蒔絵を思わせます。
華やかさと豪胆さが同居していて、「ああ、桃山絵画だなー」と一目で納得。
輝く金箔の、「照り」と「盛り」の加減もすばらしかったです。
これを、陽光の下や、蝋燭の灯りとかで見られるといいのにィ。

それから重要文化財の「仏涅槃図」の大きさにはブッ飛びました。
デカイデカイとは聞いていたけど、
(シンガポールにいる間に「歴史秘話ヒストリア」の長谷川等伯の回で見た。
NHK国際放送で放送される番組は、海外在住者の心の支えですw)
実物は想像以上の巨大さ。なんと横幅521cm×縦幅792.8cm!
壁のてっぺんから吊るしてもまだ尺が余っていて、
床にタラーンと絵の下部が垂れてるよ!
釈迦の入滅を悲しむ弟子や動物たちが、画面全体に描かれています。
緑とオレンジの鮮烈な配色が、南国のバティックみたいでしたヨ。

それにしても会場内は、ものすごーーく人が多くて疲れました…
しかもみんな、専門家のように作品の背景を語っていて感心。すごー!
きっと皆さん「歴史秘話ヒストリア」で勉強したんですねv
と思ったら、「日曜美術館」でも「美の巨人たち」でも特集されたらしい。
「美の巨人たち」は、私がシンガで見たい番組の、筆頭ですよー(T_T)

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ファラオも撮り放題 in シンガポール国立博物館

シンガポール国立博物館の古代エジプト展に行ってきました。先週の話だけど。
ウィーン美術史美術館から秘蔵の古代エジプトコレクションが来ているのです。
入場料は通常15ドルですが、マスターカードで払うと何と半額。太っ腹!



会場に入ってからも、太っ腹のサービスが続きます。
全ての展示品は、フラッシュを焚かなければ撮影可能なのです。ブラボー!
紀元前4000年からのファラオの彫像やきらびやかな装飾品に向けて、
見学者は我も我もとデジカメのシャッターを押しています。
私もたくさん撮りました、嬉しー!
でもミイラだけは、なんだか怖くて撮れなかったよ(爆)
ローカルの皆様は、気にせずじゃんじゃん撮っていましたけどネ。

この展覧会には、参加者が古代エジプト文化を体験するコーナーもあります。
会場に用意された折り紙でピラミッドを作ったり、
自分の名前をヒエログリフのスタンプで押したりすることが出来るのです。
子供以上に、大人のお客さんの方が夢中になってエジプト体験をしていました。
プラナカン博物館なんかもそうなんですけど、シンガポールの博物館は、
見学者に参加型の楽しみを提供するのが巧いですね。



この博物館は展示品以上に、1887年に建てられた建物そのものが素敵です。
ドームを中心としたヴィクトリア様式の建物は、内部の装飾も華やかです。
陽光を採り入れた博物館のカフェでは、優雅にお茶やケーキを楽しめます。
気が向いた時にフラリと展示品を見てきて、帰りにお茶をするのがオススメ。
古代エジプト展は4/4までです。出かけるときはマスターカードをお忘れなく!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 18:50 | comments(0) | trackbacks(0) | -
皇室の名宝展

ちょいと日本に帰ってきています。
理由はずばり、上野の国立博物館で開催中の「皇室の名宝展」を見るためです。



天皇陛下の即位20年を記念して開催されたこの特別展。
はっきり言ってこの先ジブンが生きている間に、
伊藤若冲の「動植綵絵」全30幅と、
狩野永徳の「唐獅子図屏風」が揃って並ぶ機会なんてまず無いと思います。
美術ファンなら、どうにかして一時帰国したい気持ち、わかるでショ?!

すがすがしい秋風が吹く国立博物館の平成館は、むろん平日も大混雑です。
会場に入るなり、海北友松や伝・狩野永徳の屏風絵がズラリで驚嘆します。
しかし奥の壁の「唐獅子図屏風」が目に入るや否や、すべての雑念が吹っ飛ぶ。



実物は大きいー!デカイデカイとは聞いてはいたけど、なんちゅー迫力なんだ!!
勢いよく太筆で描かれた輪郭線、ギョロリと睨みつける獅子の目、
ぼかしで繊細に描かれた体の「まるまる」(獅子の毛並みの抽象的表現ね)、
どこを取ってもあまりにキョーレツな存在感に、口あんぐりです。
描かれた当時、夜中にこの獅子と目があった人は、絶対ビビッたと思うのよ。

続く部屋の壁はすべて、若冲「動植綵絵」のための展示空間です。
ズラリと並んだ30幅の絵が醸し出す、オーラのすさまじさといったら!
このオーラを会場の真ん中に立ってじっと感じていたい気もするし、
緻密に描かれた若冲の線を最前列で舐めるように拝みたい気もするし。
実際には若冲の部屋は大混雑なので、真ん中に立っても何も見えないけどねw
粘りに粘って全点最前列で見たので、一口感想を書いてみました。
一生の記念に!

1.芍薬群蝶図: 蝶が舞う空間の開け方がハイセンス。
2.梅花小禽図: 枝ぶりの造形美が絶妙。メジロの配置がリズミカル。
3.雪中鴛鴦図: 水に首をつっこむ、メスのオシドリのおしりがキュート。
4.秋塘群雀図: エッシャーみたいな雀の群れ。一羽の白雀の配置に脱帽。
5.向日葵雄鶏図: まだら咲きの朝顔が、鶏の赤いトサカに映えてる。


6.大鶏雌雄図: 赤い雄鶏と黒い雌鳥の色の配置が鮮烈。
7.梅花皓月図: 梅花小禽図よりも花が開いたところ。月と花びらの白さが妖艶。
8.芙蓉双鶏図: ニワトリってこういう「さかさま」のポーズするよね!
9.老松白鶏図: 赤いトサカ&旭日の配置が印象的。白い羽の質感表現に唖然。
10.老松鸚鵡図: プクッとした白オウムがカワイイ。緑のインコが鮮やか。


11.芦鵞図: ガチョウもススキもデフォルメが大胆。
12.南天雄鶏図: 何というリアリズム…若冲の写実は神を越えた。
13.梅花群鶴図: 三美神のようにあでやかな、三羽のツル。
14.棕櫚雄鶏図: 白と黒の戦い。二羽の鶏の見交わす視線にブルブル。
15.蓮池遊魚図: 赤い蓮のぼかした色にグッときます。


16.桃花小禽図: まるでロココのようなピンクの世界。白い鳥の歌が聞こえそう。
17.紫陽花双鶏図: アジサイの花がまんまるじゃないところがいい。
18.老松白鳳図: 鳳凰の流し目といいハート形の尾羽といい、やたらと色っぽい。
19.老松孔雀図:高貴な白孔雀。左足のポーズがすてき。
20.群鶏図: 若冲といったらこれ。それにしても何ちゅー尾羽の細かさよ。


21.雪中錦鶏図:ねばつくような雪の表現が面白い。
22.薔薇小禽図:白いノイバラが可憐。赤い薔薇との対比が絶妙。
23.牡丹小禽図:牡丹の花びらが美しすぎて怖いくらい。
24.池辺群虫図:同じ方向を向いているカエルが楽しい。毛虫がリアルすぎ…!
25.貝甲図:どの種類の貝か特定できるほど正確。なのにデザイン的にも秀逸。


26.芦雁図:画面下部の氷の割れ目が、シンプルかつ美しい…
27.諸魚図:タコの子供の可愛さに千点!
28.群魚図:どいつもこいつもおいしそう(あ;)。特にタイ。
29.菊花流水図:菊と流水、緑と青の配置、どれを取ってもハイセンス。
30.紅葉小禽図:真っ赤な紅葉、枯れかけた薄茶の紅葉、どの葉の色も絶妙。



ここまで見た時点で魂を食い尽くされましたが、
まだまだこの先には応挙の猛虎図とか北斎の肉筆画とか、
酒井抱一とか横山大観とか橋本雅邦とか高村光雲とか、
ゾロゾロゾロゾロ傑作が並んでるんですよ…!
根性で全部見たけど、いまいち目が泳いでいた(笑)。作品が凄すぎて集中力が…

ところで、大和和紀が源氏物語を華麗に描いた漫画「あさきゆめみし」を、
読んだことがある人は多いと思います。
今回の美術展を見ていて、あの漫画の「絵合」の巻の最後に出てくる、
幼い冷泉帝と弘徽殿の女御が桜の木の下にいるシーンが、
実は上村松園の「雪月花」の絵から取られていたことを、はじめて知りました。
「花」の部分の少年と少女が、まるで冷泉帝と弘徽殿の女御そのまんまだよ!
大和先生は古今東西ありとあらゆる資料を駆使して、
あの華麗な王朝漫画を描いたのだなぁ。

近代の絵画のコレクションも、それはそれはすばらしかったです。
めったに見られないものだらけなので、
いま関東近辺にいる人はみんな行ってみて!って言いたいくらい。
繊細さで大胆さな日本美術の美しさを、改めて認識した特別展でした。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 10:54 | comments(0) | trackbacks(0) | -
たった13日のお宝公開「琳派・若冲・数寄の心」

「一時帰国の旅」の後半日程は、東京で過ごしました。
都内にいるからにはまず美術館!三度の飯より美術品鑑賞が好きなのです。
上野の美術館街は私の庭v

滞在期間中に大人気だった美術展は、
西洋美術館の「ルーヴル美術館展」と国立博物館の「国宝 阿修羅展」です。
どちらも会期終了直前のため、ディズニーランド並みの行列でした。
が、美術ファンたちがネットで大騒ぎしていたのは、実は上野以外の企画展。
日本橋高島屋の8階ホールで開催されていた、
「日本の美と出会う−琳派・若冲・数寄の心−」です。これが本当にスゴイ!

京都の細見美術館のお宝を集めたこの企画展、
「デパート展だし…」と言ってあなどることは全然できません。
俵屋宗達と本阿弥光のコラボ作品とか、
尾形光琳酒井抱一鈴木其一の美しい草木を描いた作品とか、
伊藤若冲のユーモア溢れる屏風などが、ザクザク来ています。
葛飾北斎の肉筆画とか、千利休の茶道具に関するお手紙とか、とにかく豪華!
「お宝鑑定」をしたら総額でいくらになるのか、検討もつかないわ〜(無粋)



私が特に好きだったのは、鈴木其一の「雪中竹梅小禽図」。
草木に絶妙なバランスで積もる、雪の質感がすばらしいのです。
四季のある国にしか生まれ得ない、鮮烈な表現に見入ってしまったよ。
それから、若冲コレクションの、豊富なラインナップにはぶっとびました。
絵本みたいで可愛い「鼠婚礼図」(「おむすびころりん」を彷彿とさせる)から、
勢いのある筆さばきでリアルに描いた「群鶏図」まで、
本当に表現の幅が広いわ、この人は。これを集めた細見家もスゴイ。

私は以前から「小学校あたりで、若冲のツルの描き方を教えるべし」と、
冗談半分に言っています。若冲は「○」と「―」の組み合わせだけで、
サラサラッと様々なポーズのタンチョウヅルを描いているのです。
このツルの表情が楽しい!誰もが描けそうな簡潔な線なのに、フシギ。
日本の紙幣にも描かれている大事な鳥を、みんなが描けたら楽しくないですか?



今回の展覧会に来ていた「群鶏図」や「花鳥図押絵貼屏風」や、
墨一色で描かれたニワトリも思わず真似してみたくなる魅力がありました。
生き物の動きや表情を、単純化した構成で再現するワザが、大変見事です。
「若冲の鳥の絵かき歌」とか作ったら、面白いと思うんだけどなぁ。

これらのお宝の集まる美術展が、6月3日から15日まで、たった13日間の開催!
大きな宣伝もしていない企画展だったのですが、平日に訪れた会場には、
熱心な日本美術のファンがわんさとつめかけていたのでした。
もっと長い期間で見せておくれよー。でも会期中に日本にいて良かっタ!(笑)

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 16:55 | comments(2) | trackbacks(0) | -
プラナカンのパステルカラーの食卓

週末にアルメニアン教会のそばにある、プラナカン博物館に行ってきました。
着いてみたらば、何と5月23〜31日は国際博物館デーで、入場料ナシ!
ものすごい数のお客さんが、押すな押すなと華麗な展示品を見ていたのでした。
静かに美術品を見る環境がイイか、無料で見られる幸運がイイか、難しい選択w



5/29の日記にも書いていますが、「プラナカン」とは17世紀末に、
シンガポールやマレーシアにやってきた中国系移民の子孫のことです。
オランダやイギリスの文化と、本来の中国の文化をミックスさせた、
独自の華やかな文化を持っています。その特徴は何と言ってもパステルカラー!
建築物や刺繍の衣装に、ペパーミントグリーンやピンクやクリームイエローの、
あまーいパステルカラーがふんだんに使われています。ロココ様式も真っ青。



この博物館の3階では、プラナカンの食卓の様子がそのまま再現されています。
「ニョニャウェア」と呼ばれる陶器(ニョニャとはプラナカンの女性のこと)の
お皿や壺やお茶碗が、これまた見事なパステルカラーでたいへん可愛いのです。
丹念に描かれた牡丹や鳳凰や蝶の柄に見入っていると、つい欲しくなってきます。
これぞ街中にパステルカラーの服が溢れる、シンガポールの色って感じです。



館内では子供のお客さん向けに「スタンプラリー」も設置されています。
スタンプというよりエンボス加工の模様を、専用の用紙に刻印していくのですが、
このプラナカン柄のエンボスが、すごーくよく出来てるの!
牡丹、鳳凰、蝶、麒麟、龍などが、紙の上にくっきり浮き出て美しいのです。
子供向けのイベントにしておくのは、もったいないくらい。
そう思ったらしい大人のお客さんたちが、館内8箇所のスタンプ台を、
子供に負けじと占拠していました。むろん私も参加してきました(笑)

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) | -
レオナルド・ダ・ヴィンチ展「Da Vinci The Genius」

サイエンス・センターで開催中の「Da Vinci The Genius」展を見てきました。
バスの中で見た同展のCMに、一目で魅了されてしまったのです。



実は私、ダ・ヴィンチのデッサンが、完成された油彩画よりも大好きです。
だから彼の「手稿」を、ヨーロッパ中の美術館に「追っかけ」に行っています。
中でも最大のウインザー・コレクションが2003年に英国で公開されたときは、
バッキンガム宮殿のクイーンズ・ギャラリーで、涙を流しながら見たものでした。
(←ものすごく混んでた。一挙に70点も公開された、貴重な展覧会だった)
よって、今回の展覧会にもすごく期待していたのでした…が…

ダ・ヴィンチの手になる作品は一点も来ていなかった。
「ダ・ヴィンチ展」というよりも、
「ダ・ヴィンチの作品を考察する研究発表会」だった。

ていうかコレ、サブタイトルは「AN INSPIRATIONAL EXHIBITION」なのね。
このビミョーなタイトルが物語るとおり、
ダ・ヴィンチが描き遺した霊感を形にしてみよう!という趣旨のイベントでした。
これで入場料15ドルは、高いよww



展示会場に並ぶダ・ヴィンチの手稿や絵画は、すべてレプリカです。
「展示品はデリケートでセンシティブな物なので、撮影しないでください」
という注意書きが室内にありましたが、
デリケートでセンシティブな物なんか何も来てないってば。
この内容だったら、むしろ積極的に撮影を許した方がいいんじゃないかな。
ダ・ヴィンチの霊感を、より多くのお客さんが、記憶に残せるように!

そんな展示会場には、ダ・ヴィンチが描き遺した様々な設計図を基に、
忠実に復元したヘリコプターや兵器の模型がたくさん並んでいます。
これらの中には、実際に手に取って動きを確かめられる物もありました。
サイエンス・センターという場所柄、お子さんたちも大勢入場しているため、
この種の展示物は人気を博していましたよ。
はじめから「ダ・ヴィンチが設計した模型に触ってみよう!展」みたいな、
ゆるいタイトルの展覧会だったら、腹も立たなかったかも知れないな〜。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 23:03 | comments(2) | trackbacks(0) | -
康熙帝の宝物展

ラッフルズ・プレイスのAsian Civilisations Museumに行ってきました。
三度の飯より美術品を見るのが好きなので、前から狙っていたのです。
現在は北京の故宮からやってきた、「清の康熙帝の宝物展」を開催中です。



19世紀の美しい建造物「エンプレス・プレイス」を利用したこの博物館。
白い手すりの瀟洒な階段を登って、展示スペースに足を踏み入れるなり、
後悔しました。「ああ、もっと時間の余裕を持って来るべきだったぁ〜」
かなり広い!そして膨大な数の展示品!

館内は東南アジア・南アジア・西アジア・中国の4つの地域に分かれています。
一番はじめの東南アジアの常設展示の時点で、すでにハマってしまった私。
なかなか特別展の部屋までたどり着けず、参りました。すごい質の展示品揃い。
カンボジアのクメール遺跡のレリーフやら、タイやミャンマーの仏像やら、
ジャワの華麗な装身具やらが、これでもかこれでもかと並んでいます。
ナーガの光背を背負っている仏像とか、アジアの美術は宗教間の融合が面白い♪

展示品の解説もいちいち丁寧で、最新技術を駆使した見せ方もナイスです。
中国部門には、王朝変遷史をクリック一つで見られる液晶画面がありました。
お客さんが真っ先にクリックするのは、誰もかれも三国時代だったよー(笑)
やはり華人の多い国なので、三国志の人気は絶大です。



そして目玉の「康熙帝の宝物展」は、想像を上回るすばらしさ!
実は私、昨年の11月に北京の故宮博物院(つまり紫禁城)に行ったのです。
でも「こんなゴージャスな展示品が、あそこにあったっけ?」という感じ。
現地ではとにかくハード(宮殿)の壮大さに目を奪われてしまい、
ソフト(文物)の印象は吹っ飛んでいたんではないかと思われる。
美術展で静かに展示品に向き合うと、細部まで特徴が見えるところがグーです。

康熙帝は清の第4代皇帝で、在位期間は1661年から1722年。
浅田次郎の「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」シリーズに出てくる、
「順治帝」の息子に当たります(私はこの小説の大ファン)。
今回展示されているのは、皇帝が着ていた黄金の龍袍や肖像画、
翡翠の玉璽、晩餐に使われていた陶器など、多岐に渡ります。豪華!

中でも目を引くのが、康熙帝の外征や誕生日の式典を描いた、細緻な絵巻物。
皇帝の60歳の誕生日の祝賀行事を描く絵巻なんて、何と全長80m !!!
お祝いに馳せ参じる家臣や民衆の姿が、3cmくらいの大きさで描かれています。
その細かさたるや、ほとんど「ウォーリーを探せ」の清朝版
もちろん会場には全部は展示できないので、10mの部分が公開されています。

でも展示品の隣に優れ物の液晶機器が置いてあって、全体の絵も見られます!
指で画面をスクロールしていくと、絵巻の左右がどんどん現れるという、
すばらしい機材が置いてあるのです。指の腹が痛くなるまで擦ったわ(笑)
コレ、日本の国宝の「鳥獣戯画」や、横山大観の「生々流転」なんかの、
絵巻物の公開時にも使ったらいいと思うね。
日本ではこういう作品の場合、会期中に何回か展示部分の入れ替えを行います。
が、「そんなに何回も一つの美術展に通えるかぁ!地方の人なんかどーするんだ」
と前から思っていました。Asian Civilisations Museumは一見さんに優しい♪



この充実した博物館の入場料が、たったの8ドルです。安い!
おまけに、一週間以内に搭乗したシンガポール航空の搭乗券を持っていたり、
OCBCのクレジットカードを持っていたりすると、さらに割引の特典があります。
ここは絶対オススメ。私もこれから何回も通うつもりです。
「康熙帝の宝物展」は6月14日まで。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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