先日の一時帰国で見てきた、現在の首都圏の様子について書いてみます。
余震が続く中でも節電と募金に励みながら、日常生活を送る首都圏の人々は、すごくパワフルでしたヨ!
★バッグの中には懐中電灯と携帯充電器都心のオフィスに勤める友人たちが、大きな余震に備えて一様にバッグに入れていたものは、
ミニ懐中電灯と携帯電話の充電器でした。3月11日に帰宅難民になったときに、切実に必要性を感じたそうです。なるほど(T_T)。オフィスにはローヒールの靴を置いてあるそうです。確かにハイヒールでは長距離を歩けないよね…
★駅のエレベーターはストップ中首都圏の駅のエレベーターは、節電のためすべてストップ中。各ホームに一つあるエレベーターは稼働していて、お体の不自由な方や重い荷物を持った人は使えるようになっていました。私も空港からの行き帰りに使わせてもらいましたよ…やっぱりスーツケースは一人じゃ持ち上げられないもんなぁ(>_<)。
駅構内の電灯も、普段の半分の稼働状態。大阪駅から東京駅に戻ってきたときにはさすがに「あ、暗い…」と思いましたが、別に不自由はありません。
★単一乾電池は、ない計画停電の影響で乾電池の需要が高まり、大型懐中電灯に必要な単一乾電池は、いまだに店頭にはありませんでした。首都圏のみならず、なんと大阪でも単一乾電池は売り切れてた(@_@)。単二以下の乾電池は、首都圏でも出回り初めてるんだけどなー。
★お寿司屋さんにはお客さんがいっぱい今回の一時帰国では「よくこんな時期に戻ってきたね」と、あちこちで大歓待してもらいました(笑)。「せっかく帰ってきたんだから、ごちそうを食べよう」と、毎日のようにお寿司屋さんやお刺身のおいしい和食店に連れていってもらいましたよ。どのお店もお客さんでいっぱいでした!
「こんなときだからこそちょっと高級な料理を食べて、経済を回そう」
「打倒・風評被害!」という心意気が感じられましたよ。日本のお寿司はやっぱりおいしい(*^.^*)
★余震の揺れは長い…一時帰国している間に何回か余震を体験しました。揺れが非常に長く、終わった後も「ゆら〜ゆら〜」と世界が回る感じが続きます。これじゃ地震酔いにもなっちゃうよなあ(;_;)。大阪→東京に戻ってくるときに、車窓から富士山がくっきり見えたので「日本をお守りください…!」と真剣に祈ってしまいました。余震を止めてぇぇ。
★民放のニュースとACの公共広告首都圏の民放のTV番組はほぼ通常運転でした。ACの公共広告もまだまだ多いのですが(特にSMAPの「日本の力を信じてる」をやたら見た)、通常の商品CMも流れています。
民放のニュースでは
「石原軍団が石巻で大規模炊き出し!」とか、
「長渕剛が自衛隊松島基地で隊員を前に熱唱!」というような話題も流れていて、心がほっこりしましたよ。こういうニュースはNHKワールドプレミアムでは流してくれないもんねぇ。日本のTVで見る、復興に向けて立ち上がる人々の姿は、力強かったです!
★チャンギ空港はサクッと通過今回は往復に羽田便を利用しました。原発事故に対応中の東日本から帰ってきたということで、帰りのチャンギ空港ではもしかしたら放射線検査とかされちゃうのかしら…と思っていましたが、
なんのチェックもなかった。あっさり通過できました。いつもの一時帰国と何ら変わりありませんでしたよ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆今回の一時帰国では「いま帰ってきてよかった…」と強く感じました。
ふだんはNHKワールドプレミアムばっかり見ているので、どうしても震災後の過酷な映像とニュースばかりが自分の中に蓄積されがちだったのですが、実際に見てきた首都圏はガッツに溢れていて元気でした。外国から日本への訪問者が減る中、この時期に帰ってきた一時帰国者に対して、周囲の人々はすごく歓待してくれましたヨ!
海外に住んでいてはどうしても限定的になる震災後の情報ですが、心が潰れそうになったら、可能ならばちょっと一時帰国してみることをオススメします。きっと周囲の人々も喜んでくれると思います〜。
↑ランキングに参加しています。押していただけると励みになります。
↑本家サイト。