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天皇・皇后両陛下の被災地訪問を伝える新聞の特集記事
5/16のストレイツ・タイムズに天皇・皇后両陛下の記事が出ていました。
東日本大震災の被災地である宮城、岩手、福島の3県を回られた両陛下のことについて、国際面の半面を使って書かれた大きな記事。1週間(以上)前の新聞ですけど(^_^;、よい記事だったので概要を載せてみますね。



◆東京からのリポート・被災者に手をさしのべる皇室◆
(日本特派員クワン・ウェンキン記者)

日本の高齢の天皇・皇后が、たゆまない被災地訪問で多くの被災者に励ましを与え続けている。明仁天皇と美智子皇后は、その優しい笑顔と温かい言葉で、震災による喪失を受け入れるために今なお闘っている人々から、歓迎を受けている。被災者たち、特に高齢者は、天皇夫妻の存在や慰めや励ましの言葉に強く感動していた。

ある避難所では、被災者が天皇夫妻に震災で亡くなった家族の写真を見せ、また別の避難所では、一人の女性が美智子皇后に彼女が育てた花の小さな花束を渡した。

天皇夫妻が最も最近訪れた被災地は、5月11日の福島県である。ここは事故が起こった原発に近いため、何千人もの日本人が自宅から離れることを余儀なくされている。津波で自宅を失ったタケバナさんは「両陛下は私の健康について優しく尋ねてくださいました」「私たちは放射能のために風評被害にさらされていますが、陛下のご訪問によって、気持ちがだいぶ楽になりました」と語っている。

ここ数週間の天皇・皇后夫妻の震災関連の活動は、日本の皇室の基本的哲学によるものである。すなわち「皇室は喜びのときも悲しみのときも国民とともにある」ということだ。
日本が危機的状況に陥ったときの天皇の行幸は、先代の裕仁天皇も1946年から1954年にかけて行っている。第二次世界大戦の敗戦後の非常に困難な時期に、裕仁天皇はほぼすべての都道府県をまわって、国民に強い精神的な励ましを与えた。

現在の明仁天皇は、さらに多くの行幸を行い、さらに国民と近しく交流している。1986年11月の伊豆大島火山噴火のときに、当時皇太子であった彼は、被災者と膝をついて話した初の皇族になっている。さらに即位したばかりの1991年、明仁天皇は雲仙岳の噴火の際に、被災者と膝をついて話した初の天皇になった。以来、天皇夫妻が大きな災害(1995年の阪神大震災や2004年の新潟県中越地震など)が起きた際に被災地を訪問するのは、通例となっている。

3月11日の震災の5日後に放送された天皇のビデオ・メッセージは、日本列島に光彩を放った。そのメッセージの放送は、余震などの緊急時には直ちに中断するようにとの、明晰な指示まで与えられていたのである。
明仁天皇は国民と困難を分け合うことを強く望んでおり、3月下旬に東日本で輪番停電が行われた際には、居室の電気を切ってロウソクの明かりで過ごした。皇居は停電の対象からはずれていたにも関わらず、である。また震災後のごく早い時期から、天皇は栃木の御料地の農産物を被災地に送り、浴場を被災者に開放するよう指示していた。

天皇・皇后夫妻が被災地を訪れたときに、被災者たちが常に見せる感謝と安心の表情は、菅直人総理大臣が訪れたときの冷たい反応とは全く対照的だ。菅首相が最近訪れたある避難所では、彼は政府の対応の遅さについて不平を述べる被災者たちの、手痛い言葉しか聴けなかったのだから。

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ね、びっくりするほど詳しくて正確なリポートでしょ。
ストレイツ・タイムズの特派員さん、ありがとうございます(T_T)。

当たり前だけど、元の文中で、天皇・皇后両陛下のことを「Emperor Akihito」「Empress Michiko」と書いてあったのには「おわー(@_@;)」となりました。日本国民たるワタシには、「天皇陛下」「皇后陛下」としかお呼びできないわ(^_^;)。
でも、海外の記事の雰囲気が伝わるように、敢えてそのまんま「明仁天皇」「美智子皇后」「天皇」「天皇夫妻」と訳してみました。ご了承くださいね。

日本に天皇陛下がいらして本当によかった…と改めて実感する記事でした。


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