東日本大震災から今日で1年が経ちました。
シンガポールの新聞TODAYでは、現在の被災地の様子や原発のことについて、3面を割いて報道しています。
多くの生徒が亡くなった石巻市の小学校周辺で現在も行方不明者を捜索している様子、福島第一原発の警戒区域内で取り残された動物たちにエサを与え続ける男性の話、政府は震災発生の約4時間後には福島第1原発がメルトダウンに至る可能性があると知っていたことなどを、取り上げています。特にはじめの二つの記事については、今もなお被災地が困難な状況であることを、被災者の側に立って詳しく伝えています。
また同紙は、10日にシンガポールの日本人会で地震と津波の犠牲者を追悼する式典が行われ、鈴木庸一日本大使とシンガポールの
K・シャンムガム外務大臣が出席したという記事も掲載。シャンムガム氏の挨拶は、下記のように伝えられています。
「私たちは皆、あの災害の中で日本の人々が見せた落ち着いたふるまいと礼儀正しさに感動しました。シンガポールも含む世界は、この点で日本から多くのことを学ぶことができます」「私たちは、日本が多くの難問に打ち勝ち、さらに強く立ち直ることを確信しています」ありがとうシンガポール。今後とも応援よろしくお願いします、マジで!
この1年、シンガポーリアンをはじめ様々な国籍の人々から「いま、東日本はどんな状況?」「原発の様子はどうなった?」と尋ねられ、励まされ続けてきました。国際都市シンガポールだからこそ実感できる、広い世界からの励ましです。今も世界の人々は、あの大災害と被災された方々のことを忘れていません。
今後私に出来ることは、この先も長く被災地と日本の様子をいろいろな国の人に話し続けて、義援金の振り込みを継続していくことだな、と思っています。というわけで今月は、振り込む義援金の金額を、いつもの月よりも増やしてみました。いや、微々たる額なんですけど;。
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