ジャカルタ出張に行っていた夫が、おみやげを持ち帰ってきました。
金茶色の袋に入っていたのは、
コピ・ルアックのインスタント粉末!
世界で最も希少価値の高いコーヒーとされる、インドネシアの特産品です。いつぞやNHKワールドプレミアムの「ワールドWave Tonight」でも取り上げていたので、海外在住者にも知っている方が多いと思います(余談だけど、あの海外放送枠は、「Bizプラス」のまんまにしておいて欲しかったぞ>NHK!)。
コピ・ルアックは、
ジャコウネコの糞からのみ採れるコーヒーです。
ジャコウネコがコーヒーの実を食べると、果肉が消化されて、種子に当たるコーヒー豆はそのまま排泄されるんですって。その中からコーヒー豆を取り出し、きれいに洗浄して、天日で干したものがコピ・ルアックになるんだそうです。なんでも、
ジャコウネコの腸内で発酵させることによって、コーヒー豆に独特の豊かな香味が加わるらしいですよ。ちょっと飲むのに勇気が要る生成方法ですね(笑)
しかし好奇心がためらいを遙かに上回ったため、早速飲んでみました。
フツーのインスタントコーヒーのようにお湯(160ml)を注ぎ、ふたをして2分待ち、粉末が沈殿してから上澄みの部分を飲みます。おお、確かにインスタントとは思えない、すばらしい芳香だ…!
恐る恐る飲んでみたお味の方は、酸味が少なく、マイルドかつ濃厚なものでした。「これ、インスタントじゃなくてちゃんと豆を挽いて淹れたものだったら、もっとおいしいんだろうなあ」という感じもしましたよ。私の印象としては、香り>>>味ですね。
ちなみにこのインスタントパック一袋のお値段は、
8USドル(630円)!円高のおかげでやたらと安く思えちゃいますが、これが国外に出ると、一杯何千円にもなるんだそうな。なんというボッタクリ…。ダンナさんがジャカルタに出張に行く際には、これをおみやげに頼んでおいた方がいいですよ、駐妻の皆さん!(爆)。シンガポーリアンに訊いたらちゃんと知っていましたので、話のタネとしてもなかなかナイスです。
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