超都市国家シンガポール的日常 ブログ

HP「超都市国家シンガポール的日常」の日記です。日本を離れた旅好きのオタクは、シンガで生き延びることができるか?
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シンガポールの色を描く

私がシンガポールに来る前に想像していた「シンガポールの色」は、でした。
南の島国という印象が強かったので、海と空の色を想像したのだと思います。

実際に来てみて感じたシンガポールの色は、「やたら明るいパステルカラー」。
気候柄、シンガポールではほぼ毎日コットンのトップス一枚を着て歩きます。が、
日本の夏に多い「白いTシャツ」を、シンガポーリアンはあまり着ないのです!
「白い服なんて、着色については何も加工していないんだから、もったいない」
とローカルは考えるんだそうな。うーむ、一理あるかも(笑)
ショップで売られているトップスも、ピンク、ペパーミントグリーン、オレンジ、
セルリアンブルー、レモンイエローなどの、明るいパステルカラーばかりです。
そんなわけで街中には、鮮やかな色の服を着た人々が、溢れかえっています。



最近「シンガポールらしい景色を描く」というお題のもと、
スケッチする機会がありました。
「シンガポールらしい景色ってどこだろう…マーライオンか?!」
とはじめは考えましたが、あまりにもベタすぎる。
そのとき勧められたのが、カトン地区のプラナカンハウスの景色↑です。

プラナカンとは、17世紀末にシンガポールやマレーシアにやってきた、
中国系移民の子孫のことです。独特の伝統と文化を生み出しています。
彼らが作ったプラナカンハウスは、西洋建築と東洋建築をミックスさせた、
大変華やかなものです。とにかくデコラティヴなうえに、色彩がすごい!
ピンク、ペパーミントグリーン、ペールブルー、クリームイエローと、
パステルカラーのオンパレードなのです。初めて見たときは驚愕しました。

この景色を忠実に描いてみたら、かなりまとまりのない色の絵になっちゃったw
でも「ああー、確かにこれがシンガポールらしい色だ…」とも感じました。
もともとテーマパークっぽい都市国家シンガポールを、
さらにテーマパークっぽく演出している重要なファクターが、
プラナカンハウスのパステルカラーなのです。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 雑記 | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0) | -
レオナルド・ダ・ヴィンチ展「Da Vinci The Genius」

サイエンス・センターで開催中の「Da Vinci The Genius」展を見てきました。
バスの中で見た同展のCMに、一目で魅了されてしまったのです。



実は私、ダ・ヴィンチのデッサンが、完成された油彩画よりも大好きです。
だから彼の「手稿」を、ヨーロッパ中の美術館に「追っかけ」に行っています。
中でも最大のウインザー・コレクションが2003年に英国で公開されたときは、
バッキンガム宮殿のクイーンズ・ギャラリーで、涙を流しながら見たものでした。
(←ものすごく混んでた。一挙に70点も公開された、貴重な展覧会だった)
よって、今回の展覧会にもすごく期待していたのでした…が…

ダ・ヴィンチの手になる作品は一点も来ていなかった。
「ダ・ヴィンチ展」というよりも、
「ダ・ヴィンチの作品を考察する研究発表会」だった。

ていうかコレ、サブタイトルは「AN INSPIRATIONAL EXHIBITION」なのね。
このビミョーなタイトルが物語るとおり、
ダ・ヴィンチが描き遺した霊感を形にしてみよう!という趣旨のイベントでした。
これで入場料15ドルは、高いよww



展示会場に並ぶダ・ヴィンチの手稿や絵画は、すべてレプリカです。
「展示品はデリケートでセンシティブな物なので、撮影しないでください」
という注意書きが室内にありましたが、
デリケートでセンシティブな物なんか何も来てないってば。
この内容だったら、むしろ積極的に撮影を許した方がいいんじゃないかな。
ダ・ヴィンチの霊感を、より多くのお客さんが、記憶に残せるように!

そんな展示会場には、ダ・ヴィンチが描き遺した様々な設計図を基に、
忠実に復元したヘリコプターや兵器の模型がたくさん並んでいます。
これらの中には、実際に手に取って動きを確かめられる物もありました。
サイエンス・センターという場所柄、お子さんたちも大勢入場しているため、
この種の展示物は人気を博していましたよ。
はじめから「ダ・ヴィンチが設計した模型に触ってみよう!展」みたいな、
ゆるいタイトルの展覧会だったら、腹も立たなかったかも知れないな〜。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 23:03 | comments(2) | trackbacks(0) | -
牛乳はプラスチックボトル入り

長年の習慣で、毎朝起きるとまず牛乳を飲んでいます。
日本にいたときは、明治の牛乳でした。
そしてシンガポールでも、明治の牛乳を飲んでいます。



正確には、明治乳業とタイのコングロマリット「CP」が、
合弁で設立した「CP明治」の牛乳です。
砂糖入りとか、ストロベリー味とか、ココア味の牛乳もあります。
日本では拝めない、半透明のプラスチックボトルが、ちょっとカワイイ。

東南アジアでは、都市部以外は冷蔵庫の普及率が低い地域もあるので、
紙の牛乳パックよりもプラスチックボトルの方が適しているんだそうです。
(←氷水の入った容器に、直接牛乳のボトルを入れている所もあるわけですね)
シンガポールでは牛乳は100%輸入品になるので、
輸送上の観点からも、プラスチックボトルの方が便利みたいです。



この牛乳ボトルがお気に入りの私は、飲み終わった容器を再利用しています。
よーく洗って乾かした後に、紅茶を入れて冷蔵庫で冷やしてるの。
自家製のアイスティー「テ・オ・コソン・ピン」ですよw
このボトルはふつうのペットボトルよりも口が広いので、
ポットから紅茶を注ぐのがカンタンなのです。
「そのうち別の種類のアイスティーも作ろう」
「ハーブのアイスティーも作ろう」
などと言って、空ボトルがどんどんたまってきています。ヤバイです。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 食材、料理 | 16:51 | comments(2) | trackbacks(0) | -
大人も歓声「Songs of the sea」

セントーサ島で、夜の目玉アトラクション「Song of the sea」を見てきました。
島に足を踏み入れるのは二回目でしたが、夜まで粘った事は無かったのです。
シンガはとにかく暑いので、一つの名所に一日中いるなんてあり得ませんw



Songs of the seaは、水と光と音楽を駆使した、ミュージカル仕立てのショー。
海に向かって開けた野外型の劇場で、最新技術を駆使した見世物を楽しみます。
19:40と20:40の一日2公演なのですが、平日でも19:40の回は満席!
17時に島に入ってチケットを購入し、19時頃までのんびり夕食を食べていたら、
あっという間に座席にはお客さんがいっぱいになっちゃいました。
良い席で見たい人は、18:30にはゲートの前に並んで待機しておこう!

ショーの構成はいたって単純。
主人公の「リー」くんを中心とする若者たちが、シンガの4つの公用語
(マレー語とタミル語と中国語と英語)の歌を、競って歌います。
すると突然、空中に美しい「プリンセス・アミ」の姿が!
ちとブキミな可愛さの「オスカー」(ミノカサゴと思われる)をはじめとする、
海の愉快な仲間達が、姫の住む地が魔法で呪いをかけられている事を教えます。
姫を呪いから解き放つために、リーくんたちは歌のパワーで戦うことに!
同じく魔法で囚われている、炎の守護神やら光の聖霊やら海の貴婦人やらも、
リーくんたちに解放してくれと頼んできます。
果たして彼らの願いはかなえられるのか?姫の微笑む顔は見られるのか?!




…という「眠りの森の美女」と「天岩戸」を混ぜくったような話が、
簡単な英語の台詞と歌で語られます。英語がイマイチの人もノープロブレム。
プリンセス・アミやオスカーや、炎・光・海の妖精さんたちは、
霧状の水をスクリーンに見立てた空間に、CG映像で映し出されます。
これが結構スゴイ!本当に空中に浮いているように見える!
SFアニメを現実化したみたいな光景に、オタクのオトナ(私)も大喜び。



炎・光・海の妖精さんたちが解放される場面は、
花火やらレーザーやら水の大噴射やらを駆使して、
ドンドンパチパチとすさまじいことになっています。
あまりの迫力に、観客は「おおおー!」と、どよめきっぱなし。
ゴージャスなフィナーレの後は、お客さんはぞろぞろとショップに移動して、
オスカーくん像と記念撮影をしたり、まんまとグッズを買ったりしていました。
ちょっとブキミと思っていたオスカーくんも、ショーで動く姿を見ると、
なんか可愛く思えてくるから不思議です。そうね、ニモみたいなもんかなw

大人も結構楽しめるSongs of the seaは、入場料10ドル。お値頃です。
セントーサ島じゃなくてシンガポールリバーでやってくれれば、
もっとラクに見られていいんだけどなぁ(笑)

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| あさぱん(Asa-Pan) | 見どころ散策 | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) | -
「コピ」飲み歩きの日々

本サイト(こちら)に新しいまんがを追加しました。
シンガポール名物の激甘コーヒー「コピ」に関するまんがです。



このページ↑を作るために、ここ数日あちこちでコピを飲みまくりました。
ローカルと話すたびに、コピの構成について質問していました。
もう当分、コピは飲まなくていいって感じ(笑)

ここまでしないと全容がつかめない、ハードルの高い飲み物「コピ」。
しかし最近、このキョーレツな甘さに慣れつつある自分が恐ろしいです。
ピエールマルコリーニなどの、抑えた上品な甘さのチョコレートを、
「甘い」と感じられなくなってきてるの。ぎゃー!
そのうち自宅でも、コーヒーに大量のコンデンスミルクをぶちこみそう。



本サイトの方にも書きましたが、シンガポーリアンは甘党なので、
ペットボトルや缶で売られている「緑茶」も、基本は砂糖入りです。
砂糖なしの緑茶は「Japanese Green Tea」という名で販売されています。
「ん?日本の緑茶?」って感じの味だけど(笑)、私は毎度これを買っています。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 食材、料理 | 00:37 | comments(4) | trackbacks(0) | -
アクセサリーパーツの大人買い

パワーストーンを使って、アクセサリーを作るのが好きです。
石の素材にこだわるので、凝った編み込みテクニックなどは駆使しませんが
(人工ビーズと同じ調子で編み込んだら、5倍くらいの重さになる…)、
石の質感は作品をそれなりの完成度に見せてくれますv



私が身につけているネックレスやピアスは、8割方手作りです。
だから友人たちは、私が見知らぬアクセサリーを身につけていたら、
「それ新しく作ったの?」と訊かなければならない決まりになっています(爆)
「9ピン」だの「Tピン」だのを使って石を繋げていくのは、
たいへん根気のいる作業なので、この努力を汲んでちょうだいww

シンガポールでもこの趣味を続行できるかは、ちょっとナゾでした。
が、よく考えたらシンガの周辺には、タイやミャンマーやスリランカなど、
美しいジェム・ストーンの産地が連なっていたのです。
そこから入ってきた材料が、実はチャイナタウンでどっさり売られています!



アクセサリー好きにとって天国なのは、ピープルズ・パーク・センター
中華系の商品があふれるこのショッピングセンターには、
アクセサリーパーツのお店が5店も入っています。
特に混雑しているのが、Lai Guan(来源)Mix & Match
Mix & Matchは2店あるけど、1階にある方(01-04A)が、天然石が多くて好き。

しかし私のオススメは、断然1階にあるLai Guan(01-43)です!
なぜなら現在、ほとんどの商品を対象に「buy1 get1」セールを実施中だから!
対象商品を二つ買うと、一つがタダになるという、シンガお得意の販売方式です。
コレ、余計な商品までつい買い込んじゃうんですよねぇ。



昨日の土曜のLai Guanなんて、そりゃー多くの女性客でごった返していました。
日本の手作りアクセサリー愛好家にとって聖地とされるのは、
浅草橋の「貴和製作所」というお店です(ああっマニアックな話を…)。
Lai Guanに集まるお客さんたちの熱気は、それにも劣りません。
皆が身に着けてやって来る、お手製アクセサリーを見るのも楽しいのです。

私も周囲の熱気に押されて、昨日は不要なパーツまで買い込んじゃいました。
きゃー!でも半分のお値段だから、いいもん(笑)
シンガポールに旅行する手作りアクセ好きさんにも、おみやげとしてオススメ。

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| あさぱん(Asa-Pan) | ファッション | 21:54 | comments(2) | trackbacks(0) | -
ビミョーな看板

シンガポールや周辺国の観光地では、日本語を併記した看板をよく見かけます。
そんなときは、東南アジアと日本との距離の近さを感じます。

しかし、いわゆる印欧語とはかなり違う日本語は、
やはり難しいものらしく、ビミョーに間違っている看板が多いのです。
今日はここに、その「ビミョーな看板・コレクション画像」を並べてみました。
(←ヘンなコレクションすんなー!)



これは9日の日記の、シアン・ホッケン寺院(天福宮)の案内板。
見事に・ホ寺院になっちゃってますねぇ。
日本人でさえも、小さい子供がよくやる間違いなので、無理はないです。



これは本家HPにも載せていますが、バード・パークの注意書き。
「私達は閉鎖している、入らない!」って、エ*サイト翻訳みたいだ。
「閉鎖中です。入らないでください」と、同じ文字数で表記できるんだけどな〜



インドネシアのボロブドゥールにあった、注意を呼びかける看板。
これは別に文法的には間違っていないけれど、
日本人は遺跡に唾なんて吐かない!(たぶん)
お隣の、広ーい大陸の国の人たちに向けた言葉なのでは…(あわわ)
「遺跡にごみを捨てないで下さい」で十分ですよね。



これもボロブドゥールにあった注意書き。
いきなり「ありがとうございます」と言われても(笑)
ここは「落書き厳禁」と、単刀直入に言ってやってください。

他にも、ホテルの室内の注意書きなんか挙げていくとキリがないです。
せめて上記のような公共機関が建てた看板だけでも、何とかならないかなぁ。
日本の然るべき機関に「看板チェック課」(何ソレ)を置いて、
諸外国から「こういう看板を建てたいが問題ないか」と問い合わせがあったら、
即・修正してあげるとか。メールで対応できるし。

シアン・ホッケン寺院の看板なんか、自分でペンキを持っていって、
こっそり直してあげたい思いでいっぱいです。ヤケに気になるぅ(爆)

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| あさぱん(Asa-Pan) | 雑記 | 13:09 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ラッフルズの花・ラフレシア

先日ボロブドゥールに行ったとき、初めて知ったことがありました。
あの巨大遺跡は、1814年に英国総督ラッフルズが掘り起こした物だったのです。
そう、シンガポールの建国者の、あのラッフルズさんです。

「住民はみんな、火山灰の下にあの遺跡があることを知っていました。
しかし彼らには、それを掘り返すためのお金がなかったのです。
書籍には『ラッフルズがボロブドゥールを発見した』と書いてありますが、
彼が行ったのはあくまで発掘です」
と、現地ガイドさんは重ねて強調していました。なるほどね(笑)



彼はまた、こんなことも教えてくれました。
「ラッフルズは頭が良く、植物学や歴史学にも多大な関心を寄せていました。
自ら指揮をした、ジャングルの調査でみつけたのが、世界一大きな花です。
ラッフルズの名をとって、ラフレシア(Rafflesia)と名付けられました
何ー?!あの肉厚で、真っ赤っかで、凄まじい臭気を発するというラフレシアは、
ラッフルズさんの名前に由来していたのかーッ?!
これも初めて知りましたよ…

ところでシンガポールの国花は、バンダ・ミス・ジョアキムという名の蘭です。
1800年代終盤にジョアキムさんという女性の庭に咲いた、
藤色の美しい蘭(蘭なのに「藤色」ってなんかヘンな表現…)が、
自然交配でできた新種であると判り、彼女の名を取って命名されました。
今も大切に栽培され、ボタニック・ガーデンにいっぱい咲いています。



しかしシンガポールといえば、ラッフルズ卿ですよ!
ラッフルズ・ホテルやラッフルズ・クラス(シンガポール航空のビジネスクラス)
の名前の由来となり、街中には彫像も建っている、偉大なるラッフルズさん。
彼の名を冠するラフレシアを国花にする方が、インパクトが強いんじゃないか?
ボタニック・ガーデンは、ホントはこんな光景になるべきなんじゃないか?!



ところがよく調べてみると、ラフレシアの開花期間はたったの1週間。
ブドウ科の植物のツルに寄生する花で、人工栽培は極めて困難だそうです。
そりゃ簡単に栽培できるようなら、観光国のシンガポールが見逃す筈ないよねぇ。
ボタニック・ガーデンに「ラフレシアガーデン」とか作れればいいのに。ちえっ。
中に入ったとたん、窒息死するようなガーデンになりそうですけどね(爆)

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| あさぱん(Asa-Pan) | 動植物 | 16:50 | comments(0) | trackbacks(0) | -
女子高生のオススメ料理〜ジャワ島遺跡巡りの旅2

ジャワ島遺跡巡りの旅・後編です。
旅行二日目は、午前中の涼しいうちに、ジョグジャ市内の王宮周辺を歩きました。
って、ぜんぜん涼しくないよ!10時前だというのに、既に太陽がギラギラだよ!
18世紀建造の王宮が、壁のない開放的な建築なのも、わかる気がします。
ハーレムの寵姫たちも、近くにある水の離宮で、水浴びを楽しんでいたらしいゾ。



午後はジョグジャの北東にある、プランバナンの遺跡群を訪れました。
856年建造の「ロロ・ジョングラン寺院」は、高さ47mもある石の建造物。
こちらは仏教寺院のボロブドゥールと違って、シヴァ神殿を中心とした、
ヒンドゥー教の遺跡です。天を目指してそびえる姿がたいへん壮大。
しかし2006年のジャワ島中部地震で甚大な被害を受けちゃったそうで、
今も修復中なのが残念でした。柵に囲われていて、神殿の中に入れない〜。
呪いの力で石に変えられたという、ロロ・ジョングラン姫の石像を見たかったよ。



プランバナンの史跡公園には、他にも寺院の跡がいろいろありました。
ルンブン寺院やセウ寺院は、崩れた石壁がゴロゴロしている、半・廃墟の遺跡。
チャーターした車のガイドさんは「他にもまだまだ修復すべき遺跡がありますが、
お金が足りなくて全然追いつきません」と繰り返し言っていました。うーむ…
しかし地面に転がる無数の石群は、逆に歴史の重みを感じさせてくれます。



ところで、ジョグジャ近辺はこんな仏教遺跡やヒンドゥー遺跡が残っていますが、
現在のインドネシア人は87パーセントがイスラム教徒です。
こちらのムスリム女性はシンガポールと同じく、現代風のイスラムファッション。
髪の毛を隠すベールを被って、長袖Tシャツの上に半袖のプルオーバー。
ベールと長袖Tシャツの色を、ちゃんと合わせている人が多いのです。オシャレv
若い女性のボトムスはスリムジーンズで、足元はサンダル履き。
クアラルンプールの女子とも似ていますが、ネシアの方が落ち着いた色使い。

ボロブドゥールやロロ・ジョングランには学生さんがいっぱいいて、
「外国人観光客に英語でインタビューする宿題」に励んでいました。
あからさまに日本人な姿の私なんて、すっかり彼らの標的として狙い打ちに。
ボロブドゥールでは、合計6人の女子高生のレポートの採点もしたんだよー(爆)
こんないい加減な英語力の採点者で申し訳ない、ブルブル…
もちろん全員に「excellent」をあげました。はっはっ。
全員と一緒に写真を撮ったので、以前から密かに欲しかった、
「東南アジアのムスリム女性のファッション画像」もゲットww
ベールの巻き型もいろいろなパターンがあって、可愛いんですコレが。



そんな女子高生さんたちが「絶対ジョグジャで食べていってね!」と、
強く勧めてくれたお料理が、ジョグジャの郷土料理の「Nasi Gudek」。
ジャックフルーツや卵とともに煮込まれた鶏肉が、やわらかくてホロホロです。
食べ応えのあるお料理で、デザートも要らないほどお腹一杯になったのでした。


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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ボロブドゥール〜ジャワ島遺跡巡りの旅1

ベサック・デーの休暇を利用して、インドネシアのジャワ島に行ってきました。
Vesak Dayとは、ブッダの誕生日を祝う国定の休日です。今年は5/9でした。
「インドの旧暦5月の満月の日」なので、毎年日にちが変動するのです。



今回の旅の目的は、ボロブドゥールをはじめとする世界遺産の遺跡群を見ること。
シンガポールから飛行機で二時間、ジャワ島中部のジョグジャカルタに向います。
チャーターした車で遺跡群へ赴くと、何だか道には警察官や軍人がいっぱい。
そう、実はベサック・デーは、世界中の仏教徒にとって最大のイベントなので、
地上最大の仏教寺院であるボロブドゥールには、大統領までやって来るのです!
だから8日のボロブドゥールなんて、銃を担いだ警備の青年兵士たちがワラワラ。
ジャングルの遺跡に、迷彩服を着た男たちが、みょーにハマっていました(笑)



8〜9世紀にかけて建造されたボロブドゥールは、総面積1.5万平方メートル。
天然の丘の上に、安山岩のブロックを100万個も積み上げた、巨大な遺跡です。
下部6層+上部3層からなる階段状の寺院の壁には、長大なレリーフが。
ブッダの生涯や仏教説話が、時計回りにえんえんと描かれているのです。
このレリーフがすごく優美!そしてたいへん精緻。
一つ一つじっくり見ていくと「あ、ブッダのお母さんが夢のお告げを受けた!」
「ブッダが生まれた!」「ブッダが自ら髪を切って出家しちゃった!」などと、
ストーリーがわかるようになっています。まさに石の教典。
時計回りにグルグルとお話を追い続けていたら、足が棒になりましたよ…



上部の3層には、ハンドベルを巨大化したような「ストゥーパ」が並んでいます。
伏せたベルの中に仏像を納めた、でっかい仏塔です。その数なんと72個。
広大なジャングルを背景にした、このストゥーパ群を眺めていると、
なんだかもう宇宙人の基地にしか思えません。あまりにSFチックな光景。
ストゥーパのてっぺんの棒が、まるでアンテナに見えちゃうんだよねw



今回はボロブドゥールから日の出を拝む、早朝ツアーにも参加してみました。
なんと4時起き!!ホテルが貸してくれた懐中電灯で足元を照らしながら、
急な階段を這うようにして、大ストゥーパの建つ9層目まで登っていくのです。
結局この日は曇っていて太陽は拝めなかったのですが(4時起きの成果がぁぁ)、
白い霧の中に浮かびあがるストゥーパは、それはそれで風情がありました。
幻想的な光景に惹かれてスケッチもしてみたところ、
描き上がった絵はやっぱりなんだかSF的になったのでした。
まあボロブドゥール自体が、仏教的宇宙観を表した、巨大な曼荼羅らしいからね!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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