超都市国家シンガポール的日常 ブログ

HP「超都市国家シンガポール的日常」の日記です。日本を離れた旅好きのオタクは、シンガで生き延びることができるか?
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タイガービール工場見学で飲み放題

先週、語学学校の課外授業でタイガービールの工場を見学しました。
市中からバスで30分ほど、Tuasに広大なTiger Breweryがあります。
参加者の最大のお目当ては、見学コースの最後に控えるビール飲み放題ですv



見学は工場のガイドさんに引率されて、展示コーナーから始まります。
オランダのハイネケン社とアジア・パシフィック・ブリュワリーズ社が、
共同で設立したタイガービールの歴史をはじめ、
現在はハイネケン、ギネス、アンカーなどのビールを委託生産している事まで、
マイクでいろいろ話してくれます。
ガイドさんの着ている黒いタイガービールTシャツが、ちょっとカッコイイぞ。
(そしてこうしたグッズは、抜かりなくおみやげコーナーで売っている)



ひととおりガイドさんから説明を受けた後で、一同は製造コースへ。
モルトを作ったり仕込をしたり、発酵させたり熟成後のビールをろ過するための、
巨大なタンクのすぐ横をぞろぞろ通してくれたのにはビックリ。
私が以前にキリンビールの横浜工場を見学したときは、
きっちり密閉された空間の製造ラインを、ガラスの窓越しに見た覚えがあります。
しかしタイガービールの工場はガンガンに窓を開け放っていて、
見学者もタンクやらパッケージングのラインやらの写真を撮り放題。おおおー!

さらにベルトコンベアの上にドドドと出てくる缶ビールの群れを凝視していたら、
チェックをしていた工場の人も、ニコニコ手を振ってくれました。
このへんのゆるさ距離の近さが、シンガポールって感じでステキ(笑)

さて、製造ラインの見学の後は、お待ちかねのビールの試飲です。
超本格的でカッコイイ内装のバーTiger Tavernで、
(「居酒屋・虎」って訳すと、どこかの国の野球チームのファンの聖地になる…)
この工場で作られたビールを好きなだけ飲ませてくれます。
ガイドのお兄さんが、今度は急きょカウンターに入ってバーテンに変身していたw



まず一杯目はもちろん、全員タイガーで乾杯しました。
出来たてのビールって本当においしいんです。
二杯目からは調子にのって、ギネスやらハイネケンやらメキシコのソルやらを、
皆で思い思いにおかわりしました。
ビリヤード台やダーツなどの娯楽の装備も充実していたため、
ビール片手にキューを操る人たちも続出。何かキマッてるじゃん!
隅から隅まで楽しめるタイガービール工場見学、寅年の記念にオススメです。
見学の予約は、タイガービールのHPからメールで出来ますヨ。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 見どころ散策 | 17:45 | comments(2) | trackbacks(0) | -
南の島の怠惰な休日

一コ下↓の仔トラと遊ぶ日記が更新された頃、私はバリにおりました。
世界中からクリスマス休暇で観光客がやってくる、ヒンドゥー神話の島。
ガムランでアレンジされた「そりすべり」等が、盛んに流れていましたよ。

(ところで時間指定で自動アップデートした仔トラ日記が、
ブログ村の「新着記事」のリストに反映されていなくてガッカリ。
ジブン的には大ネタだったのにぃww)



私がバリを訪れたのは、今回が二回目でした。
前回は山側の閑静なウブドに滞在したので、
今回は南部リゾートエリアにしよう、ということになり、
まずクロボカンに宿泊しました。スミニャックやクタも近くて便利な地です。

しかし、喧噪のクタビーチを歩いているうちに、
「やっぱりこんな騒々しいリゾートは好きになれん!」
と、あっさり白旗をあげて、翌日にはウブドに行っちゃいました。
タクシーで一時間もかけてさ(笑)。でも、行く価値のあるいい村です。
やっぱりバリに行くなら、私は中部の田園風景が好きだなぁ。
花や葉で作られたバリ独特の「お供え物」も、
村の素朴な景色の中で見る方が、素敵に思えます。



旅程の後半は、ジンバランのインターコンチネンタルに宿泊しました。
広大な敷地内に美しく整備されたビーチやいくつものプールがあり、
ホテルのエリアから全く外に出ずに、雄大な風景を楽しめます。
ここではひたすら海を見ながら、ダラダラとビーチサイドで過ごしました。
パラソルの下で寝っ転がりながら読書。
暑さにめげたら海で水遊び。
飽きたら昼寝。
お腹が空いたら寝っ転がりながらおやつ。

絵に描いたような怠惰な休暇です…こんなことしてたら太っちゃうよ!!!



私の好きなミーゴレンやらナシチャンプルやらのインドネシア料理が、
また油でギトギトのコッテリしたものばかりなのです。
バリのエステやマッサージがどんなに優秀でも、
怠惰なリゾートライフに染まった旅行客を美しくするのは、
難しいだろうなーと思ったのでした。明日からダイエットしよう…

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 17:12 | comments(0) | trackbacks(0) | -
寅年に行ってください、タイガーキングダム in Chiang Mai

シンガポールに住んで以来、東南アジア諸国をいろいろ旅するようになりました。
特にタイは歴史的名所が多く、ごはんもおいしいため、お気に入りの国です。
そんなタイの中でもちょっと変わったオススメの場所が、
チェンマイにあるTiger Kingdomです。



私がここを訪れたのは、シンガポールに住む前の2008年5月。
当時はぜんぜんノーマークの場所でした。
チェンマイでは有名な「エレファント・キャンプ」へ行った帰りに、
チャーターしたタクシーの運転手さんに、昼食を食べられる場所を尋ねたところ、
開設してまだ3か月だったタイガーキングダムに連れていってくれたのです。
その施設には素敵なレストランがあり、何と仔トラと遊べると言うのです!

レストランとトラの檻および運動場が併設された施設は、真新しくてピカピカ。
檻の中には生後5か月の仔トラが待ち構えていました。
じゃれあう仔トラたちが可愛い。毛並みがツヤツヤ!
コロコロと転がる姿が、まるで猫だわ〜。

しかし子供とはいえ、やはり猛獣は猛獣です。
一見デッカイ猫ですが、彼らがケンカするときの殺気は、
すさまじいものがありました。爪が鋭い!
「本当にこんな猛獣と遊べるのかしら」とビクビクしつつ、
トラたちと遊ぶコースに参加してみることに。
まず係員から説明を受けた上で、
「タイガーキングダムで万一負傷することがあっても、
施設には一切、損害賠償を請求しません」

という旨の英文書類にサインします。この時点で既にビビりまくる私。
そしてバクバクする心臓を抑えつつ、飼育員さん4人と、トラの檻に入ると…!



生まれて初めて超至近距離で見たトラは、感動的な美しさでした。
金色の目がものすごくきれい!耳の後ろの白い斑点もオシャレ。
お腹や腕の裏側の、白い部分にも縞模様が並んでいるんだよ。
恐る恐る毛皮に触ってみたらば、まだ子供ということもあってフワフワ。
しかし相手はぬいぐるみではないので、こちらが不用意に撫でようものなら、
フガーと歯を剥いて威嚇してきます。こ、怖イ。
そんなときには飼育員さんが、ヤシの実をすかさずトラに投げつけたり、
笹の棒で注意を引きつけたりします。
仔トラたちは遊び盛りなので、 ボールよろしくヤシの実を渡されようものなら、
途端に気を削がれてクルクルと回し始めるのです。やっぱ猫だ。

もともと犬や猫と遊ぶのが得意な夫は、
トラにヤシの実をパスするタイミングをあっさりマスター。
仔トラちゃんたちの注意力が散漫になった隙に、
撫でまわしたり、しっぽを引っ張ったり、背中に乗ったりして、
完全に懐柔していました。アンビリーバボー!
一方私は、内心のビクビクを仔トラたちに見透かされてしまい、
撫でるたびに「シャー!」とか威嚇されていましたよ。トホホホ。



檻の外に出てからは、「猫じゃらし」ならぬ「トラじゃらし」を用いて、
仔トラたちと遊びました。
長い竹の棒の先に笹の葉が付いているものを、トラの鼻先で振るのです。
面白いくらいに飛びついてきます。
しかしトラのスピードを甘く見ていた私は、うっかり笹を仔トラに奪われ、
あっという間に引っ張り合いになってしまったのでした。
綱引きならぬ棒引きのさなかで、私を睨みつけてきたトラの目が、
爛々としていて怖かったこと!完全に位負けでしたよ。トホホホホ。

そんなわけで、我が家の今年のクリスマス&ニューイヤーカードには、
このときの仔トラたちと遊ぶ写真が印刷されているのです。
受け取った人がビックリしてくれるといいなあ…
これを読んで興味を持った方がいらしたら、
ぜひ来年の寅年に行ってみてください。むちゃくちゃ衝撃的で面白いですよ!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | -
プレゼピオで原点回帰クリスマス



今年のクリスマス&ニューイヤーカードに描いた、トナカイのイラストです↑

単なるクリスマスカードを作っても良かったのですが、
自分で撮った秘蔵のトラ写真がいろいろあったので、
「表紙はクリスマスカード/めくるとトラがいるニューイヤーカード」
というのを印刷して、あちこちに送りました。
中華系ローカルや日本の友人たちにはウケたのではないかと思いますが、
英国や米国に送ったカードは、どんな反応で受け取られただろうか。
(多分「何でトラがいるの?」と、訳わからなかっただろうなww)

シンガポールのクリスマスの飾り付けは、日本の十倍くらい華やかです。
が、キリスト教・イスラム教・仏教・ヒンドゥー教が入り混じる国なので、
極力宗教色を排したデコレーションになっています。
(早い話が、ツリーとサンタクロースとトナカイばっか)
しかし、プラザ・シンガプーラの広場には巨大なプレゼピオが登場しています。



プレゼピオとは、キリスト降誕の一連の場面を表現した模型のことです。
ヴァチカンのサン・ピエトロ広場に設置されるような巨大なものから、
各家庭で飾る箱庭のようなものまで、いろいろあります。
プラザ・シンガプーラのソレは、いかにもシンガポールらしく色がハデ!
明るいパステルカラーで、キリスト誕生の場面を立体化しています。
昨日もたくさんの人が、聖家族や東方三博士と写真を撮っていました。



このプレゼピオ、多民族国家のシンガポールらしく、
英語・中国語・マレー語・タミル語の四ヶ国語で、
それぞれの場面を解説する看板が書かれています。世界中に幸せを♪
南国らしい華やかな聖家族を見ながら、原点に戻ってメリークリスマス!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 年中行事 | 15:19 | comments(0) | trackbacks(0) | -
摩天楼に乾杯!New Asia in スイソテル

語学学校のクラスメートたちとクリスマス飲み会をしました。
日本人・韓国人・中国人・ロシア人・オーストリア人の多国籍チームです。
まず手始めにホランドビレッジの「Wala Wala Cafe Bar」で乾杯&腹ごしらえ。
このWala Walaは日本の笑笑とは全然違う、南国的オープンバーなのです。



その後はみんなでタクシーに分乗して、
スイソテル(スイスホテルの方が解り易い…)のバーに行きました。
71階の高さから摩天楼を見下ろすバーNew Asiaです。とにかく夜景が絶品!
マリーナエリアを一望でき、シンガポールフライヤーの光も目の前です。
金色に輝く豪華なシャンデリアの下で乾杯すれば、お酒がガンガン進みます。
モエ・エ・シャンドンのブリュット・アンペリアルは1本88ドルくらい。
まあフツーのお値段ですけど、グループで頼めば楽勝楽勝。
つい調子にのって、6人で2瓶開けちゃった(笑)



こんなゴージャスな夜景を見ながらお酒を飲んでいると、
みんなどんどん饒舌になっていきます。
2次会に参加した女子チームのトークの中で一番盛り上がった話題は、
「結婚において重要なものは愛か自由かお金か。その重要度の割合は?!」
であった(爆)。どの国の女性も、割と同じような意見で面白かったです。
とりあえず「お金がいちばん重要」と答えた女性は一人もいなかった、
とだけ言っておきましょうww

180席もの広いフロアは、フラリと訪れても席を確保できると思います。
大勢でワイワイ楽しむのも、カップルで訪れるのも、オススメです。

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| あさぱん(Asa-Pan) | レストラン | 02:47 | comments(0) | trackbacks(0) | -
クリスマスデコレーションは危険な信号

いよいよクリスマスが近づいてきました。
「ジングルベール・ジングルベール・ジングルベール・ら ♪
と、シンガポーリアンになりきって鼻歌を歌ってしまう今日この頃です。

(語尾になんでも「ラ」をつけるシングリッシュでは、
かのボビー・ヘルムズの「Jingle Bell Rock」も、
「Jingle bell, jingle bell, jingle be〜ll,rock ♪」ではなくて、
「Jingle bell, jingle bell, jingle be〜ll,la ♪」になってしまう、
という有名なジョークがあります。こんなとこばっかマネしてごめん…)



シンガポールで一番クリスマスのライトアップが派手なのは、
タングリン・ロードからオーチャードロードを通り抜ける2km程の区間です。
タングリン・ロードからスコッツ・ロードの交差点までが、青いライト
ION前からマンダリンギャラリーまでが、黄色いライト
マンダリンギャラリーからドービー・ゴートまでが赤いライト
と、段階的にライトの色が移り変わっているのが、見ていて楽しいのです。
ってコレ、信号の色ぢゃん!







先日ムボーにも、土曜日のオーチャード・ロードを車で走ってみました。
予想を上回る大混雑。やっぱりウィーク・エンドに来る所じゃなかったかぁ〜!
歩道を行く人・人・人の群れと、まるで動かない車道に、驚愕しました。
いつもなら10分もあれば通り抜けられる道が、まるで別の道のよう。
だんだんと運転手(=夫)のご機嫌が悪化してくるのが判ります(^^;
青いライト、黄色いライト、赤いライトの下をノロノロと通り過ぎるうちに、
車内はどんどんイライラムードに。危険信号!(爆)
結局セレギー・ロードへ抜けるまでに、45分かかましたよ…
橇で空を駆けるサンタさんには、この苦労は解るまい。

こんな絶妙な色のクリスマスライトアップは、年明けの1月3日までやっています。
日本から年末年始の休暇で来られる方も、ぜひ行ってみてください。平日に。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 年中行事 | 23:19 | comments(3) | trackbacks(0) | -
パンダがくるぞ、さて名前は?

シンガポールには、世界に誇れる二つの動物園があります。
昼間の「シンガポール動物園」と、夜間公開の「ナイトサファリ」です。
しかしその両方に、世界で一番人気の動物・ジャイアントパンダはいません。
パンダ大好きの私(ハンドルネームを見よ)は、それを寂しく思っていました。

ところが中国・シンガポール国交樹立20周年を記念して、
2011年に中国政府がパンダをくれるんですってー!
(正確には10年レンタル、たぶん有償)
ただいま建設中のレジャー施設「リバーサファリ」に、
1歳のオスと2歳のメスがくるんですって!ビバ・パンダ!!



週末に中華系ローカルのお友達二人とごはんを食べたときに、
早速この話題を振ってみました。
「シンガポールにパンダがくるってニュースを知ってる?」
「知ってるよ。既に名前の候補もあがってるよ

えええー、どんな名前よー!
驚く私と夫に、彼らはこう言ったのです。

「シンガポールのローカルフードの名前をつけるって噂だよ」
「はぁ?ラクサとか??」
「はずれ。ボーボーチャーチャー
「……(←考えている)。あ、なるほど!
ボーボーチャーチャーにするのかwww」

ボーボーチャーチャー(Bubur Cha-Cha)とは、
プラナカン料理の代表的なデザートの名前です。
ココナッツミルクの中に、タピオカやサツマイモが入った甘ーいものです。
こいつをパンダの名前にしちゃおうとは、シンガポーリアンのセンスに脱帽。
私は正直、「バクテー」と「ラクサ」でも可愛いと思うがな(爆)



一般公開は2012年からになるとのことで、
私がシンガポールにいるかどうかはビミョーですが、
永くシンガポーリアンに愛されるパンダになってほしいものです。
まあ、本当に「ボーボー」と「チャーチャー」と名付けるかは謎だけどさ。
しかしリバーサファリって、淡水動物専門の動物園じゃ無いの?!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 動植物 | 02:08 | comments(6) | trackbacks(0) | -
宝塚宙組「カサブランカ」で、キミの瞳に乾杯!

シンガポールに戻ってきています。
何この蒸し暑さ(´Д`;A

オーチャードロードのクリスマス飾りが、まだまだ増えていて驚きました。
日本のクリスマスデコレーションは、シンガポールのを見ちゃった後では、
東京のも大阪のもいかにもショボかったです(汗)
でも「さあ仕事をキリキリ片づけて年末イベントに邁進するわよ!」という、
挙国一致的ワクワク感(何ソレ)は、日本の方が断然高かった気がします。
やっぱり冬の冷たい空気と、クリスマスの後にお正月が控える環境が、
人心に与える影響って強いのねん。
(シンガポールで祝うのは旧正月なので、
別に12月31日に全てがリセットされるわけじゃないもんなー)

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



帰国中に関西で宝塚大劇場の宙組公演「カサブランカ」を観てきました。
私にとって新作ミュージカルの観劇は、人生のごはんに等しいのです!(爆)
今回の演目は、言わずと知れた1942年製作のあの名作映画を、
世界で初めてミュージカル化したもの。演出の小池修一郎氏の腕が光ります。

「そんな昔のことは俺は忘れた」
「そんな先のことはまだわからない」
「君の瞳に乾杯!」

映画ファンにはおなじみのあのセリフを余すところなく散りばめて、
映画に限りなく忠実に、主人公二人の出会いの場面まで付け加えた脚本は、
たいへん完成度が高くてゴージャスでした。
イルザがリックとパリで出会ったのは、ラズロの死の報せが彼女に届いた日、
という設定にしたことで、イルザから曖昧さが消えているのがグー。
映画のイルザは、見様によってはどっちつかずのヤな女だもんなー(汗)

主役のリックを演じたのは、今回がトップお披露目の大空祐飛。
この人が駆け出しの頃から12年くらい隠れファンをしている私は、
彼女のポストカードを、年代別に山のように持っています。
(宝塚では個人のポストカードの売上が、人気を測るバロメーターらしい)
でもまさか、彼女をトップとして拝める日が来るなんて思わなかったー!
この演目の公演中に、一時帰国できて良かったヨ!

正統派のヒーローよりも、影のある男役がピタリとハマるユウヒちゃん。
過去に囚われた男・リックでトップお披露目を飾れるなんて、最高です。
それにしても何というスタイルの良さよ。トレンチコート姿にクラクラ。
「俺たちが何日一緒に過ごしたか知ってるか?おれは数えた、一日残らず!」
と、再会したイルザに詰め寄るシーンにノックアウトされました。
孤高の男がふと見せるヘタレさを演じさせたら、天下一品!

イルザを演じた野々すみ花嬢は、私にとってノーマークの娘役さんでした。
パンフレットを見る限りでは「可愛い系の娘役かな?」と思っていましたが、
舞台の上では見事に艶麗なイングリット・バーグマンに化けていてビックリよ。
運命に翻弄される知的な美女を、ドラマチックに演じていました。巧い…
こーいう「北島マヤ系」の、舞台姿と素顔とのギャップが大きい役者さんは、
ツボにハマります。このギャップが顕著に楽しめるのも宝塚のいいところ!

ラズロ役の蘭寿とむは、大人の革命家を抑えた演技で好演していました。
ドイツ軍人たちが「ラインの守り」を歌うのに対抗して、
「ラ・マルセイエーズ」でフランス人たちを鼓舞する場面の歌声がステキ。
このシーンは映画版をそっくりそのまま再現したものですが、、
ナマ歌のコーラスで盛り上げる宝塚版は、より迫力がありました。
カサブランカに足止めされた亡命者たちがクサって歌う、
「Knock on wood」の大合唱も、マス劇団ならではの迫力があります。
こうやって観ると、元々ミュージカル化するにはぴったりの映画だったんだな〜。

この作品が1月に東上するときは、さらに演出を変えてくる可能性があるそうです。
既に十分な完成度だと思うんだけど!
大空祐飛がトップでいる間の宙組公演の期間中に、
またワタシがどうにか一時帰国できますように…。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 演劇・コンサート | 18:14 | comments(0) | trackbacks(0) | -
柿食えば鹿も鳴くなり 奈良の秋

初冬(晩秋?)の日本で、手袋とマフラーのコーディネートを楽しんでいます。
といっても、今のところ日本は暖冬なので、ポカポカなんですけど。
「これ、ただのファッションですから!防寒じゃないですから!!」
手袋&マフラーで差し色をして遊ぶなんて、
シンガポールに帰ったら絶対に出来無いんだよぉぉ(爆)



前回の日記の京都に引き続いて、奈良にも紅葉見物に行ってきました。
まず訪れたのは、斑鳩の法隆寺。足を運んだのは十数年ぶりです。
何しろ季節が季節なもので、境内に鐘がゴーンと鳴り響くたびに、
「柿食えば〜鐘が鳴るなり法隆寺〜」と観光客が口を揃えて言うのが笑えます。
むろん私も言ったけどね。
晩秋ならではの澄み切った青空の下で、和辻哲郎の「古寺巡礼」よろしく、
ぐるぐるしながら見上げる五重塔は美しい…



法隆寺の後は奈良公園を訪れました。
ベンチでおやつを食べようとした瞬間、お腹を空かせた鹿さんたちが、
すかさず「何かくれー」と集団でわらわらやって来るのが怖いです。
ちょっと顔が可愛いからって調子に乗るなよぉぉ!でもカワイイ(笑)
「みゅーんみゅーん」という哀しげな鳴き声も、なんだかツボにハマります。

せっかくここまで来たからには、モチロン的に東大寺の大仏殿も訪れました。
建物の中いっぱいに、鎮座ましましている大仏様はたいへん厳かです。
しかし最近はタイに行くことが多くなり、
スコータイのアチャナ仏やらバンコクの涅槃仏を見慣れてきたからか、
昔ほど「うおお巨大!」って感じはしませんでした。
大きさよりも、右側面から見上げた横顔の神々しさに心を惹かれます。



今の時期の日本は、日没の時間がやたら早く、17時過ぎには真っ暗です。
19時を過ぎても明るいシンガポールに慣れちゃった身には、戸惑いを覚えるほど。
二月堂から夕日を拝むべく、せっせと境内の階段を石段を登りながら、
「ちょ、ちょっと待ってよー。沈むのが早すぎるよ太陽!!」
って感じでした。秋の日差しは貴重だ…
赤道直下のいつもギラギラした太陽と、この儚い太陽が同じものだなんて、
なんだか不思議な気持ちになってくるのでした。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 00:50 | comments(0) | trackbacks(0) | -
嵐山・嵯峨野 紅葉めぐりの旅

日本に一時帰国中です。10月にも帰国したばかりなのに!
夫が突然「この日程で休暇を取って日本に帰るよー」と宣言したので、
せっかくの機会をムダにすることはないと思い、一緒に戻ってきました。
日本はいま、ギリギリ紅葉が楽しめるシーズンですからね。



今回は、京都の嵐山・嵯峨野方面で散策を楽しみました。
平日に訪れたにも関わらず、紅葉シーズンの京都は観光客でいっぱい!
しかし渡月橋から見た山は、色づく木々で十二単の裾のような鮮やかさでした。
ひんやりと心地よい空気を吸いながら、その美しいグラデーションに感嘆。
こういう繊細な色の自然は、シンガポールには無いんだよな〜。



この日訪れたのは、天龍寺の塔頭の宝厳院と、
向井去来の草庵だった落柿舎と、紅葉の期間だけ限定公開される厭離庵です。
宝厳院と厭離庵が特にすばらしかった!庭全体が燃えるように赤いのです。
木々を染める葉の美しさもさることながら、
地面に落ちた赤い葉のじゅうたんも、鮮烈な印象で目に焼きついてきます。



実は今年の京都の紅葉は、色づき具合にかなりばらつきがありました。
枝の先の葉だけがショボショボとしおれていたり、
赤い葉と緑の葉と黄色い葉が、一本の木に同居していたり。
やっぱり地球温暖化の影響なんだろうなあ。
それでも、歴史ある寺社のもとで育まれた木々は、とても美しかったです。
いつまでも世界に誇れる嵐山と嵯峨野の自然でありますように…

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 00:38 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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