超都市国家シンガポール的日常 ブログ

HP「超都市国家シンガポール的日常」の日記です。日本を離れた旅好きのオタクは、シンガで生き延びることができるか?
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桜の上野で長谷川等伯展

ちょいと日本に帰ってきています。
真冬をまるっとスルーしてお花見に来たつもりだったんですが、思いの外寒い!
上野公園のソメイヨシノは、まだまだ咲き揃っていませんよー。



帰国するなり、東京国立博物館の長谷川等伯展に行ってきました。
会期終了直前の、大人気の展覧会に、ムボーにもノコノコ足を運んだのです。
結果:入場するまでに50分待ち。うぎゃああ(爆)
人、人、人の列に並んでボーッとお庭の向こうを眺めていたら、
遠くに何やら巨大な円柱が。おお、アレが噂の東京スカイツリーなのね…!!
(←いま日本はこの巨大タワーのニュースばっかり)

ようやく拝んだ長谷川等伯の作品群の印象は「繊細かつ大胆」でした。
今回の目玉展示物ひとつは、障壁画の「楓図壁貼付」と「松に秋草図屏風」。
実は私、京都の智積院へ、これらを見に行ったことがあるのです。
圓徳院へ、期間限定公開の「山水図襖」を見に行ったこともあるのです。
でも「世の中にはまだこんなに知らない等伯作品があるのか」と感嘆しました。
細部まで描きこまれた精緻な花々。反対に、筆あとも鮮やかな黒々した木の幹。
室町時代に生まれた天才画家の絵を、一度に集めて見られる現代って素晴しい…



印象的だった作品は「柳橋水車図」。金箔も鮮やかな6曲1双の屏風絵です。
轟々と流れる川に大胆な黄金の橋。画面の右と中央にはぶっとい柳の木。
様式的に細かく描かれた柳の葉は、まるで蒔絵を思わせます。
華やかさと豪胆さが同居していて、「ああ、桃山絵画だなー」と一目で納得。
輝く金箔の、「照り」と「盛り」の加減もすばらしかったです。
これを、陽光の下や、蝋燭の灯りとかで見られるといいのにィ。

それから重要文化財の「仏涅槃図」の大きさにはブッ飛びました。
デカイデカイとは聞いていたけど、
(シンガポールにいる間に「歴史秘話ヒストリア」の長谷川等伯の回で見た。
NHK国際放送で放送される番組は、海外在住者の心の支えですw)
実物は想像以上の巨大さ。なんと横幅521cm×縦幅792.8cm!
壁のてっぺんから吊るしてもまだ尺が余っていて、
床にタラーンと絵の下部が垂れてるよ!
釈迦の入滅を悲しむ弟子や動物たちが、画面全体に描かれています。
緑とオレンジの鮮烈な配色が、南国のバティックみたいでしたヨ。

それにしても会場内は、ものすごーーく人が多くて疲れました…
しかもみんな、専門家のように作品の背景を語っていて感心。すごー!
きっと皆さん「歴史秘話ヒストリア」で勉強したんですねv
と思ったら、「日曜美術館」でも「美の巨人たち」でも特集されたらしい。
「美の巨人たち」は、私がシンガで見たい番組の、筆頭ですよー(T_T)

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ゴアラのマーヂを買いにムスタファ・センターへ

我が家では日本からお客さんが来たらムスタファ・センターへ連れていきます。
「会社の同僚や友人たちにおみやげを配りたいんだけど、
シンガポールのお菓子をまとめて(しかも安く)買える店は無いかな?」
と、みんな一様に尋ねるからです。



ムスタファ・センターでは、こんなシンガポール銘菓をどっさり売っています。
銘菓と言っても大半がマーライオンを象ったお菓子の、パターン違いだけどネ!
マーちゃんの形をしたチョコレートやクッキー、
トロピカルフルーツ入りのチョコレートセットなんかが定番商品です。
小綺麗な箱に入ったお菓子が、市中心部や空港よりも安く売られています。
だけど中には、こんなキテレツなお菓子もあります。



謎の「なっつ 日式もち」。
なぜ「ピーナッツもち」じゃないんだぁぁっ(爆)
中華圏では、お店や商品の名前に無意味に日本語を使うのが流行りなのですが、
なぜかビミョーに間違っているものが多いのです。
シンガポールだけでなく、香港でも北京でもみんなこんな感じ。ナゾだ…



↑はコアラのマーチをパクったお菓子「EDO Pack BB KOALA」。
一箱の中に、小分けされた7袋のBB KOALAが入ってます。
「BB熊コアラ のチョコお菓子」というたどたどしい日本語も印刷されていて、
「熊なのかコアラなのか、どっちなんだよ!」と突っ込みたくなります。
ウケ狙いの大量配布用おみやげとして最適です。香港製ですけど。
アラのマーを買ってきたよ♪」と言って渡すとウケるようです。



このBB KOALAの外箱には、コアラのマーチとまったく同じ形のビスケットに、
不細工なユーモラスな熊が描かれたお菓子の写真が印刷されています。
このみょーな熊さんを見てみたくて、自分用に一箱買ってみたところ、
中身は単に色素の薄いコアラのマーチ(日本のと同じ柄)だったのでガッカリ。
何で外箱に写っているのがパチモンで、中身は真っ当なコアラのマーチなの?!
普通は逆ですよね…?
いやーナゾだ、ムスタファ・センターのお菓子。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 食材、料理 | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ファラオも撮り放題 in シンガポール国立博物館

シンガポール国立博物館の古代エジプト展に行ってきました。先週の話だけど。
ウィーン美術史美術館から秘蔵の古代エジプトコレクションが来ているのです。
入場料は通常15ドルですが、マスターカードで払うと何と半額。太っ腹!



会場に入ってからも、太っ腹のサービスが続きます。
全ての展示品は、フラッシュを焚かなければ撮影可能なのです。ブラボー!
紀元前4000年からのファラオの彫像やきらびやかな装飾品に向けて、
見学者は我も我もとデジカメのシャッターを押しています。
私もたくさん撮りました、嬉しー!
でもミイラだけは、なんだか怖くて撮れなかったよ(爆)
ローカルの皆様は、気にせずじゃんじゃん撮っていましたけどネ。

この展覧会には、参加者が古代エジプト文化を体験するコーナーもあります。
会場に用意された折り紙でピラミッドを作ったり、
自分の名前をヒエログリフのスタンプで押したりすることが出来るのです。
子供以上に、大人のお客さんの方が夢中になってエジプト体験をしていました。
プラナカン博物館なんかもそうなんですけど、シンガポールの博物館は、
見学者に参加型の楽しみを提供するのが巧いですね。



この博物館は展示品以上に、1887年に建てられた建物そのものが素敵です。
ドームを中心としたヴィクトリア様式の建物は、内部の装飾も華やかです。
陽光を採り入れた博物館のカフェでは、優雅にお茶やケーキを楽しめます。
気が向いた時にフラリと展示品を見てきて、帰りにお茶をするのがオススメ。
古代エジプト展は4/4までです。出かけるときはマスターカードをお忘れなく!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 18:50 | comments(0) | trackbacks(0) | -
のだめ映画をシンガポールで観る

昨年末に日本で封切られた映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」が、
3月11日からようやくシンガポールでも公開されました。ヒャッホー!
首を長ーくして待っていた私は、さっそく週末に観に行ってきました。
訪れたのはプラザ・シンガプーラ7階のGolden Village Plazaです。
私にとって、これがシンガポールで初めて観る映画です。

館内は全席指定で、週末料金は10ドル(650円)でした。おお安い!
ちなみに平日はわずか7.5ドル(490円)ですって。グレート。
私はギリギリの時間にチケットカウンターに飛びこんだので、
割と前方の席でしたが、観づらくはなかったです。シートはフカフカだしv
しかしシンガポール名物・キョーレツ冷房の凄まじさにはビビりました。
「映画館はとりわけ寒い」と噂に聞いていたため、
大袈裟とは思いながらもブ厚いジャケットを着て、
さらにパシュミナを二枚持っていきました。が、これでちょうど良いくらい。
どんだけ冷やしてるんじゃー!! ひざ掛けと襟巻になる布があるとグーです。



私が観た回は6割ほどお客さんが入っていて、そのうち8割は日本人でした。
みんな待っていたんだね、ううう。
上映中は、のだめがのだめだけに、館内はずっと爆笑しっぱなし。
ローカルの皆様にも、ものすごくウケていましたよ!!
映画の中の台詞は日本語で、英語と中文の字幕が付いています。
面白かったのは、日本人とローカルの間で、笑いのタイミングがズレること。
のだめの行動に唖然とした千秋が「……」と溜めてから呟く台詞なんかは、
日本人は最後まで聞いてからから笑うんですけど、
ローカルは溜めの間にもう笑っちゃってる。字幕が先に目に入るので。
あたりまえですが、そういう反応も含めて、外国で観る日本映画って面白い。

映画自体もすごく良く出来ていました。大画面で見る演奏シーンが最高だ!
上野樹里 as のだめのコミカルな表情も、
マルレオケ再生のために奮闘する玉木宏 as 千秋の表情も、
大画面で見るとより楽しいです。挿入されるマングースのアニメも笑えた。
TV版の頃から原作のキャラと役者がそっくりなことには定評がありましたが、
今回はじめて出てきたキャラクターたちも、そりゃーすばらしかったです。
特にマルレ・オケのシモンさんとノエミが、笑っちゃうほど原作そっくりだ!
それから谷原章介の松田の演技がすごすぎました。
「キャラかぶってんだよ!」の後の、劇場内の笑いっぷりが忘れられない…

エンドロールの後には、後編の予告もちゃんと流れました。
「4月17日公開」の文字に、観客は皆、深ーーい溜息をついていましたよ。
シンガポールで後編が公開されるのは、7月くらいかなあ(T_T)。
上映後はローカルも「I had a fun!」(面白かったー!)などと
大声で言い合っていました。 ←中華系ローカルは声がデカイからネw
ファンは待っていますので、どうか一日も早く続きを上映してくれますように…

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| あさぱん(Asa-Pan) | 雑記 | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) | -
金髪少女が愛するジャパニーズコミック

シンガポールの在住者のうち、30%は外国人です。
日本人が大勢住んでいるように、ヨーロッパ系の人々もたくさん住んでいます。
コンドミニアムやショッピングセンターでも、多数の白人さんを見かけます。
先日コールドストレージ(スーパー)で見かけた白人少女は、
こんなバッグを提げていました。



おお、金髪美少女のオタクー!!(爆)
「I  COMICS」じゃなくて、
「I  MANGA」ってとこが、日本人にとっては親近感が湧くよね。
「NARUTO」はものすごい人気作品で、シンガのみならず東南アジア諸国で、
グッズ(←海賊版)やらDVD(←海賊版)やらを見かけます。
他にもジャンプ系コミックは、国籍を問わず、海外の皆様に大人気。
オーチャードロードの紀伊国屋書店では、金髪のローティーン兄弟が、
英語版「ONE PIECE」を何巻まで買うかで揉めているのを見たことがあります。

というのも、日本のまんがの英語版って、実はとっても高い!
ジャンプ系コミックの英語版の近刊は、15〜17ドルくらいします(1000円)。
そりゃー子供のお小遣いでは、一度に何冊も買えるわけがありません。
中文版のコミックはもっとお安い価格設定のため、
中華系ローカルの少年少女たちは、気楽に何冊も買っていきます。
「ONE PIECE」の中文版は7ドル(450円)くらい。
英語も中国語も読めるシンガポーリアンは、世界最強かも…

ちなみに「ONE PIECE」の中文版タイトルは「海賊王」です。ナットク。
海賊版グッズも巷にあふれてるんですよ、コレが(苦笑)。

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| あさぱん(Asa-Pan) | オタク事情 | 00:52 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ラオスへ行った筈が、なぜかアユタヤ遺跡めぐり

週末を利用してラオス旅行に行きました。バンコクで飛行機を乗り換えます。
ところが、搭乗するはずのバンコクエアウェイズが、
なぜか一向に出発のアナウンスを流さない。
なんと目的地のルアンパバーンが濃霧で視界不良のため、
この日のフライトはキャンセルになっちゃったのでした(←遅延ではない)。
えええええ(T_T)

慌てて予約していたラオスのホテルをキャンセルする電話を入れたり、
空港内のインターネットでバンコク市内のホテルを探したりして、
急遽旅行プランを変更しました。
結局、当初はまったく想定していなかった、
「バンコクから行くアユタヤ遺跡めぐりの旅」にシフトすることに。
まあルアンパバーンもアユタヤも、どっちも世界遺産の街だから、いっか。
(よくないよくない)



しかしバッグの中には当然、ラオスのガイドブックしか入っていませんでした。
そこでバンコク市中にある日本の書籍専門の古本屋さんに出向いて、
「るるぶ2009 タイ・バンコク」をゲット!
(日本人在住者が多い町なので、シンガ同様こういう便利な店がある)
わずか120バーツ(320円)でしたよ、ハッハッ。何とかなるもんだな。



翌朝、バンコクから電車に乗って一時間半、古都アユタヤへ。
1351年から400年に渡って栄えた、仏教遺跡が数多く残る街です。
旧市街のあちこちに、トウモロコシのような背の高い石塔や、
スリランカ様式の巨大なハンドベル(仏塔)がいっぱい残っています。
そんな中でまず訪れたのは、ワット・ヤイ・チャイ・モンコン
高さ72mの大仏塔や、オレンジの袈裟を纏った仏さまがいる、壮大な寺院です。
お寺の中には巨大な涅槃像が横たわり、その傍には美しい装飾の祠もあります。
そこに祀られていたのが、なぜかこれ↓



ドラえもん供養。何だこれは(爆)
後で調べたところによると、子供の神様を祀った祠だったらしいんですけど。
タイでは日本なんかメじゃないくらいドラえもんが人気で、
ドラえもん柄のスウェットを着用した子供(大人も)がいっぱいいます。
大ウケしたらしい白人旅行客が、ドラえもんズボンを穿いてる姿も見た。
あちこちの住宅の窓にも、ドラえもんカーテンが掛かっていたりします。
タイでのドラえもんの存在感は、キティよりぜんぜん上。称えよドラえもん!



アユタヤ王朝は1767年にビルマ軍に占領されて消滅したため、
寺院の建造物のほとんどは煉瓦がむき出しになっており、
仏像はことごとく頭部を切り落とされています。
ワット・プラ・マハタートには、このときの仏頭が菩提樹に覆われて、
長い年月の間に幹の一部になったような不思議な光景があります。
木の根に守られて穏やかに眠っているような仏さまの顔を見ながら、
朱印船でこんな遠くまでやってきた江戸時代の日本人たちのことや、
廃墟と化した街の長い長い空白の時間に、思いを馳せたのでした。
歴史のロマンが漂う街です。すっごく暑かったけど!!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) | -
シンガポール名物・ふわふわ松松パン

シンガポールのパン屋さんに入ると、真っ先に目に飛びこむのは、
Flosss(松松)」「Fire Flosss(辣松)」という名前の調理パンです。
楕円形のパンに、鰹節のような物(Floss)がモシャモシャと載っています。
一見、でっかいコロッケのようにも見えます。



先日 韓国人のお友達と街を歩いていたら、
「私、シンガポールのパンの中でフロスがいちばん好きなんだ♪」
と言い出しました。そこで一緒にBread Talkへ行き、早速買ってみました。
そういえばこのパンを見ていると、よくローカルに買われているので、
どんな味なのかと思ってたんだよねー。

Bread Talkはシンガだけでなく、アジア諸国にあるチェーン店です。
お友達によると韓国にも支店があるそうですが、
このFlosssとFire Flosssだけは売ってないんだって。
お店の人にFlosssについて訊いてみたところ、
「いかにも。これはシンガポールのローカルフードだ」と言っていました。
上に載っているモシャモシャはポークフロス(乾燥させた豚肉の薄片)で、
Flosss(松松)が普通味、Fire Flosss(辣松)がスパイシー味だそうです。
漢字を見ただけでもわかりますね。

購入したFlosss(松松)を、ホクホクと食べてみたら、何だか懐かしい食感。
このフワフワしたポークフロスの噛み応えってば、
海苔巻きの中に入っている桜でんぶにそっくりですよ!
パンの上には卵クリームを塗って、フロスとパンとの繋ぎにしてあります。
こってりしたクリームとさっぱりしたポークフロスの、取り合わせがグーです。
なぜかちょっとスルメのような味もします。だから余計に懐かしい?
次はスパイシー版のFire Flosss(辣松)の方を買ってみようっと。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 食材、料理 | 21:41 | comments(2) | trackbacks(0) | -
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