年明けにルアンパバーンに行ってきました。ラオス北部の世界遺産の街。
「11月にもラオスのに行ったばかりでしょーが!(11月10日のビエンチャン日記参照)」と言われちゃいそうですが、今のラオスはカラッとしたすがすがしい気候で、何度でも行きたくなる所なのです。夫の大のお気に入りの街でもあります。
メコン川とその支流のナムカーン川に囲まれたラオスは、癒しとオシャレさに満ちあふれた街でした。ビエンチャンに行ったときにもシャレた街並みに目を見張ったものですが、ルアンパバーンはさらに上!
仏領インドシナ時代からのフランス的な雰囲気が、今も色濃く漂います。
「ルアンパバーン様式」といわれる古寺も多く建ち並び、何とも荘厳。
朝は真っ白な霧に覆われ、昼前には真っ青な空が広がり、夏の日差しを投げかける太陽が沈むと、夜は吐く息が白くなるという、
一日で春夏秋冬をいっぺんに味わえる街でした。着替えがたいへん(笑)
さて、ルアンパバーンというと有名なのが僧侶たちの托鉢。
朝6時台に黄色い袈裟を着たお坊さんたちが行列になって歩き、彼らが持っている鉢状の器に、沿道の人々が喜捨のごはんをあげていく儀式です。中身は炊いた餅米が多いのですが、よく観るとお菓子を入れている人もいる。
次から次にやってくるお坊さんに、テキパキと餅米をよそっていくのは結構な高等技術だと思いました。気を抜くとあっという間に行列が過ぎていっちゃいますからね。上手に餅米をよそっているのは、やはり毎日托鉢をしている現地の人。二日に渡って托鉢を見に行ったのですが、慣れた手つきで托鉢をしている人は、両日ともまったく同じ場所に座って僧侶たちにごはんをあげていました。
そういう人たちと僧侶さんの間には、信頼の絆が見える気がしました。
ところで私はラオス料理が大好き。
東南アジア一おいしいと思います。
以前ビエンチャンに行ったときも「何でこの国は何を食べてもやたらおいしいんだ!」と驚愕したものですが、ルアンパバーンで食べたラオス料理も、勝るとも劣りません。
鶏肉や豚肉を香草と炒めたラープは、さっぱりしたおいしさ。
ルアンパバーン名物のオラーム(肉と野菜の煮込み)は旨味たっぷり。
これをカオ・ニャオという餅米と一緒に食べると、もうたまりません。
タイ料理も味わい深くておいしいのですけど、ラオス料理はそれをさらに上品にした感じです。タイほど激辛ではないので、たぶん多くの日本人の口に合うと思います。
あー、シンガポールで本格ラオス料理が食べられる店は無いの?!(笑)
日本から飛ぶとエラく遠くになってしまうラオスですが、シンガポールからはバンコクで飛行機を乗り換えてビエンチャンへ一時間、ルアンパバーンには二時間弱で行けます。
こんなおいしい国はまたと無いですから、よかったらシンガポールに住んでいるうちにぜひ行ってみてくださいよー(笑)。熱烈オススメ。
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