超都市国家シンガポール的日常 ブログ

HP「超都市国家シンガポール的日常」の日記です。日本を離れた旅好きのオタクは、シンガで生き延びることができるか?
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雨季のモルディブ、どんより紀行
週末にかけてモルディブに行っていました。インド洋の至宝の島国。
実は2009年の3月にも行ったことがあり、そのときの美しさが忘れられず、今回も同じリゾート島のホテルを予約していました。「あのきれいな海で熱帯魚を見まくるぞー」などと、夫も私も楽しみにしていたのです。が…



到着した途端、鉛色の曇天。せっかくの透明な海もくすんで見えます。
「あれー、ぜんぜんモルディブらしくない色だね」
「波が高すぎて魚が見えないよ。桟橋の影に蠢いてるのは判るのにぃ」
実は10月〜11月にかけてのモルディブは、雨季と乾季の変わり目に当たり、いちばん天候が荒れる時期だったのです!今回の滞在期間中、ほとんどの時間が曇っているか雨が降っているかで、モルディブらしい真っ青な空とアクアマリンの海の色は、ほとんど楽しめなかったのでした。トホホ。雨風が強まると、絶海の孤島だけに、ゴォォォと唸る波音が恐ろしいくらいです。



それでも一瞬の晴れ間に、すかさず写真撮影にいそしみました。
ビーチの岩場にじゃぶじゃぶ突っ込んで行ったら、ちゃんとパウダーブルー・サージョンフィッシュ(青い体と黄色いヒレが美しすぎる魚。大好き!)や、サドルバックバタフライフィッシュ(チョウチョウウオ)の群れが見られました。よし、これぞモルディブだ!
ところで前回ここを訪れたときは、浅瀬の波の上からデジカメを構えただけで、これらの熱帯魚をくっきり撮影できたのです。が、今回は波が荒れすぎで、デジカメを持って水の中を歩くことすらできませんでした(←転ぶよ…)。残念だわー。



シンガポールからモルディブへは、直行便で4時間半で行けます。
日本から行くよりもはるかに楽ということもあり、シンガ在住日本人の中でも、たいへん人気の高いリゾートです。が、訪れる時期を選ぶ場所だなーとつくづく感じました。10月は避けた方がいいですよ!12月〜4月の乾期がベストシーズンだそうです。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 16:02 | comments(0) | trackbacks(0) | -
シンガポール国立博物館で歴史的ウェディングドレスを見る
ちょっと前に見てきた、豪華なドレスの展覧会のお話です。
白亜の宮殿のようなシンガポール国立博物館へ、10月31日まで開催中の「ウェディングドレス〜ヴィクトリア・アルバート・ミュージアム所蔵 200年間のウェディング・ファッション」を観に行きました。ロンドンから海を越えて渡ってきた豪華なウェディングドレスがぞろぞろ!目に楽しいわ〜。



同展では週3回、日本語(!)のガイドツアーが行われています。
今回はお友達とこれに参加したところ、たいへん参考になって面白かったのでした。19世紀の庶民と貴族のウェディングドレスの違いや、当時のシルクのウェディングドレスがシャンパン色に見えるのは、経年劣化ではなくもともとが天然素材の生成り色だった、ということなど、たぶん解説を聞かなければわからなかったでしょう。柄物の木綿で作られた、1841年の庶民のウェディングドレスなども、現代のワタシの目から見れば十分に可愛い(*´∀`*)。



私の目を引いたのは、19世紀後半の人工真珠をあしらったドレスです。
当時フランスのトップ・デザイナーだったシャルル・フレデリック・ウォルトが制作した、生成り色の細身のウェディングドレス。上衣には真珠のボタンがずらりと並び、優美な腰当ての付いたスカート部分には、繊細な真珠の飾りが波を描いて垂れ下がっているのです。こ、これは…、かのオーストリア皇后エリザベートが、オーストリア=ハンガリー二重帝国の戴冠式のときに着ていた、真珠のドレスを作ったデザイナーの作品だあ!こんなところで彼のドレスが見られるなんて、感激。。。



なんで私がこのデザイナーのことを知っているかというと、宝塚ファンだからです。大ヒットしたミュージカルの「エリザベート」には、実際のエリザベート皇后が着用していたドレスを、忠実に再現したドレスがいっぱい出てくるのです。中でも印象的なハンガリー王妃戴冠のシーンのドレスには、胸の部分に、波を描いて垂れ下がる真珠がびっしりと付いているのでした。
今回展示されているこのドレスの真珠飾りにも、エリザベートが着ていた真珠のドレスのテイストが感じられます。私も一度こんなのを着てコスプレしてみたい…けど、たぶん重いだろうなコレ。



会場で一番目立っていたのは、長ーーい裾を引く、星の刺繍が施されたゴージャスな英国製ウェディングドレスです。ものすごい細身でエレガント。でも、これを着たマーガレット夫人はこの後二回離婚して、アーガイル公爵夫人になったものの、たいへんスキャンダラスな人生を送ったんだそうな…。
他にもクリスチャン・ラクロワの黒を基調(!)としたウェディング・ドレスや、ヴィヴィアン・ウエストウッドやヴェラ・ウォンなど、現代のデザイナーによる作品もずらりと展示されています。女性の心にグッとくること間違いなしのこの特別展、開催期間はあと一週間で終了ですよー!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 美術館・博物館 | 16:55 | comments(0) | trackbacks(0) | -
今年のオーチャード・ロードのクリスマスは、赤いダーラヘスト風?
オーチャード・ロードのクリスマスの飾り付けが始まっています。早い!
まだ電飾は全く入っていないし、デコレーションの全容が判明するのは一ヶ月くらい先だと思います。が、よくよく見ると道路に架かるアーチには赤いダイヤ状の装飾がはめこまれ、ハート型のモチーフもぶら下がっていることがわかります。うーん、今年のオーチャードのクリスマスのテーマは、トランプか?!



しかし、そんなテーマ予想はあっけなくハズレてしまいました。あらら。
アイオンや高島屋SC近辺では、歩道の街路樹にハート型のモチーフがぶら下がっていたのですが、313@サマセットあたりまで来てみたら、赤い小鳥のモチーフがぶら下がっていました。残念、トランプのマークじゃないや(苦笑)。
この小鳥やハートの飾りは、鮮やかな赤色の地に白・緑・青などで単純化された模様が描かれており、ちょっとスウェーデンのダーラヘスト(←かの有名な、赤い木彫りのお馬さん人形)みたいです。もしかして今年のデコレーションは、スウェーデンの木のおもちゃが溢れているような世界にするのかなー。



昨年のオーチャード・ロードのクリスマス・デコレーションのテーマは、「花咲くシンガポールのクリスマス(Christmas Blooms in Singapore)」でした。青色発光ダイオードを多用した、青い花型のオブジェのライトアップが印象的だったものです。
その前の2010年のテーマは「星明かりのクリスマス(A Starlit Christmas)」で、これも星型のオブジェを照らす青い灯りが通りを盛り上げていました。2年続けて青色が主体のデコレーションだったので、今年はイメージを一新して、赤色が主体の飾り付けにするのかも知れませんね。完成が待ち遠しいです。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 年中行事 | 17:49 | comments(2) | trackbacks(0) | -
綾波レイはCool Japanの推進担当として適任か
9月からドービーゴート駅のホームがとんでもないことになっています。
ノース・イーストラインのホーム上方の壁に、日本政府観光局が作成した、日本の観光地をアピールするポスターがずらりと貼ってあるんですが、こ、これが…





綾波レイ。アニメ「エヴァンゲリオン」のヒロインのひとり。
綾波が、箱根の芦ノ湖を背景に浴衣を着て、かすかに微笑んでいるポスターがぞろぞろ貼られているのです。ポスターの下段には、北海道や沖縄などの観光名所や料理の写真が並んでいて、「日本に遊びにいらっしゃーい」と誘っています。
もともとこのホームには、インドや台湾などの観光キャンペーンのポスターが代々貼られてきました。が、アニメキャラがどーんと入ったこの日本観光キャンペーンのポスターは、それらとは明らかに一線を画しています。オタクの私でも、というかオタクであるがゆえに、「な、なんかものすごい違和感が…、うきゃー!!」となってしまいます(爆)。あー、こんなところで綾波の大群に会えるとは思わなかったよ。

しかし綾波レイは、日本観光キャンペーンのキャラとして適任なのか?
シンガポールでは確かに、日本のアニメや漫画はすごく人気があります。MRT(地下鉄)で隣に座った少年少女が、スマホで動画を見ているときは、たいてい「ワンピース」とか「ナルト」のアニメを見てるしね。このまえ紀伊國屋書店のアニメ本コーナーに行ったら、学校帰りの制服を着た少年たちが「Fate」のアニメについてアツく語っていました。マリーナ・エリアでは、ローカルによる初音ミクや「まどか☆マギカ」のコスプレを見てビックリしたこともあります。が。

これらはまあ、みんなイマドキのアニメです。それに対してエヴァンゲリオンは、TV放送されたのが90年代半ば。日本では2007年から新シリーズの劇場版が公開されていますが、シンガポールはどーなんでしょう。果たして今のシンガポールのアニメを見る層にとって、エヴァンゲリオンは身近なのか。綾波レイは日本観光誘致の推進担当キャラクターとして妥当なのか?!疑問がふつふつと湧いてきます…

というわけで、ローカルのオタク仲間に聞いてみることにしました(笑)
先週末「シンガポール・レストラン・ウィーク」を利用して、夫と華人系ローカルの友人ふたりと共に、フラトン・ベイ・ホテルの「クリフォード」に特別価格のメニューを食べに行ったのです。友人のうち一人はジュニア・カレッジの先生で、日本のアニメにたいへん詳しいオタク。生徒からリアルタイムで、いろいろなアニメの情報が入ってくるんだそうです。彼にデジカメでドービーゴート駅の綾波のポスターを見せながら、豪華なお料理そっちのけで尋ねてみました。結果は…

「エヴァンゲリオンでしょ。知ってるよ
「えっ?!イマドキの若い人もエヴァって知ってるの?」
「うーん、日本で作られたのは90年代だよね。若年層はあんまり知らないんじゃないかなあ。それより今評判なのは、『K』っていう日本のアニメだよ」
「へっ、『K』?! し、知らない…」
「動画サイトで見られるよ。アサコも見なよ。面白いよ」


ということでありました。ですよねー(爆)
エヴァンゲリオンは、シンガポールの若者にはあまり身近ではなさそうです。綾波レイは、イマドキの日本観光の推進担当としてはどうか…って感じ。それどころか、私も知らない最近の日本のアニメを、シンガポーリアンから逆に教えてもらったのでした。日本政府観光局さん、海外のオタクは私たちが予想しているよりも、ずっと先を行ってますよ!



ちなみに、慌ててネットで「K」を見てみたら、面白かったです。
登場人物たちは日本刀で戦ってるし、渋谷近辺の近未来の東京が細かく描かれているし、いかにも海外ウケしそう。ビジュアルもハンパないレベルなので、近い将来、このアニメのキャラを、日本観光推進のポスターに使うといいかも知れませんよ…!

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| あさぱん(Asa-Pan) | オタク事情 | 16:01 | comments(2) | trackbacks(0) | -
ヴェネツィア突撃ひとり旅
スイス・イタリア旅日記の続き、その7。ここから一人旅です。
夫は仕事に戻るべく、ミラノからシンガポールへ帰りました。しかし航空券を予約するときに「ヨーロッパはなかなか行けないので、何日か延長して好きなところへ行ってくれば?」と言ってくれたのです。わーいヽ(*´∀`)ノ
そんなわけで、ミラノ中央駅でマルペンサ空港に行く夫を見送った後、自分もそそくさと電車に乗り込みました。旅の締めくくりに、ヴェネツィアへ行くのです。



ヴェネツィアは世界で一番好きな街です。私が訪れるのはこれが3回目。
どこが好きかというと、やっぱりあのドラマチックで非現実的な空間!中世以来馬も馬車も入れず、現在も自動車すら入れない街なので、1000年積み重ねた歴史がそのままごっそり残っているのが壮観です。数百年前のガイドブックが今でも使えちゃうらしい。
運河から立ち上がる瀟洒な館も、水路をひっきりなしに行き交うゴンドラやヴァポレットも、迷路のような小径の向こうに突然現れる広場も、何もかもドラマチック。そのうえ真夏は、真っ青な空と運河の反射が見事なコントラストを作り出し、ますます絵画的な景観になっています。この華麗な景色を、ダンナさんも見れば良かったのにぃ(^_^;。





今回はサン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿等の大観光ポイントはパスして、大好きな画家の絵がある教会などを回りました。私は16世紀に活躍したヴェロネーゼという画家の絵が大好きなのですが、同時代にティツィアーノとティントレットがいるので、日本ではいまいち影が薄い(T_T)。でもヴェネツィアには宮殿や教会に、彼が残した華やかで劇的な大作が山のように残っているのです。
ヴェネツィア本島北部にあるサンティッシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会には、壁から天井から、ヴェロネーゼの大作で覆われている礼拝堂があります。ここの椅子に腰掛けながら、ヴェロネーゼの描くあたたかい聖母子や鮮やかな色彩の世界を眺めるのは、至福のときでした。やっぱり宗教画は、美術館よりも教会で見るのがあるべき姿だよねぇ…





本島東部にあるアルセナーレにも初めて行ってみました。造船所跡です。
12世紀に創立されて、最盛期の16世紀にはガレー船を建造する工員が1万6000名も働いていたというアルセナーレは、今も16世紀に建てられた塔が入り口を守っています。歴史ロマンだなあ。
入り口にはちょっと間抜けな顔をした4頭のライオン像が並んでいます。これが実は、ギリシャから持ってきた古代の彫像なんですって!海洋時代のヴェネツィアの国力の大きさが、こんなところにも感じられます。
現在アルセナーレはイタリア海軍の管理下(!)に置かれていて、内部には高い通信塔が立っているのが見えます。入り口から敷地内を必死に覗き込みながら、いずれでっかいガレー船のレプリカでもおいて、最盛期のドックの再現を見せてくれないかなあと思ったのでした。





ヴェネツィアは、実は女性の一人旅に最適な地だと思っています。
何といっても治安がいい!スリや詐欺など小規模のトラブルが多発するイタリアの中にあって、例外的な治安の良さではないでしょうか。だって自分のまわりにいる人々も、ほぼ全員が世界各国から来た観光客ですからね(笑)。人と目が合えば、「やあやあ、あなたも私もおのぼりさん」という感じで、微笑みあってしまいます。車が入れない街なので、交通トラブルもなく、夜に歩くのも安心です。夜景がまたいいんですよ、これが。
旅の最大の目的は非日常を味わうことだと思いますが、その最たる街といえる「歴史そのまんま」のヴェネツィアは、本当にステキです。たまには一人で訪れるのもいいですよ。ユーロが安い今がチャンスです!

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 18:28 | comments(0) | trackbacks(0) | -
シンプロン峠をバスで越えてミラノへ。ナポレオンの道
再びスイス・イタリア旅日記の続き、その6。この時点で8月25日です。
ツェルマットでスイスの旅を終え、イタリアのミラノへ移動しました。氷河急行→電車→バス→再び電車、と乗り継いで5時間の旅です。
実はツェルマット→ミラノは通常なら3時間台で行けるのですが、2011年6月にシンプロン峠のトンネルで火災が起きたため、現在この区間の鉄道は不通なのです!乗客はイゼッレという国境の駅で電車を降ろされ、何台も連なって待つバスに向かって、大荷物を引きずってぞろぞろ歩いていくのでした。思いがけずナポレオンが整備を命じたシンプロン峠の道を、バスで越えるという貴重な体験をしましたよ。再び電車に乗ってミラノに着いた頃には、もうグッタリ。



今回の旅行のテーマは「各地に住む友人を訪ね歩く旅」でした。
ミラノでは、仕事のため大阪から移り住んでいる、夫のお友達と合流。彼があちこち案内してくれたおかげで、ドゥオモをはじめとする観光名所から穴場の人気レストランまで、幅広い散策を楽しめました。地元のスーパーでは彼の顔なじみの店員さんたちから、「おお、ジャポネーゼ!ナガトーモー!」と陽気な声をかけられましたよ。長友がインテルのファンにしっかり根付いていることが感じられて、ちょっと嬉しい(^_^)



お友達が予約してくれたおかげで、「最後の晩餐」も見られました。
私がサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたこの壁画を見に行ったのは、実は二回目です。が、以前に行ったときは修復が終わる直前だったので、まだ絵の上に足場が組んであったのです。今回は遮蔽物なしに、修復が完了した壁画全体を見られて、たいそう感動しましたよ。
絵の中に描かれたキリストと十二使徒は、ひとりひとりが動き出しそうな存在感。私は、両手を胸に当ててオーバーアクション気味な使徒フィリポに、特に釘付けになっていました。だって美男子なんだもーん(笑)。
この壁画がある部屋はご存じのとおり元・食堂ですが、左の壁の上部に窓があります。絵の中のお食事風景も、それを反映して右側の壁に光が当たり、左側が暗くなっているのがリアル。壁画と部屋全体が、見事にひとつづきになっているのです。この絵を見ながらごはんを食べた修道士たちは、グッと来ただろうなあ。



この時期のミラノは、連日35度くらいありました。日本にも劣らぬ暑さ!
でもイタリアの皆様は一切日傘を差さず、むしろ「夏に日焼けをしないでどうするか!」くらいの勢いで、手足を露出して歩いています(スイスも同じく)。そこで私も「郷に入っては郷に従え」の精神で、燦々と日差しを浴びながら散策していました。しかしドゥオーモのてっぺんに登ったときには、さすがにクラクラしましたよ。白い大理石の外壁と尖塔が、日差しをキョーレツに反射していて、目に痛い!皮膚に熱い!真夏のドゥオーモはサングラス必携です。



ああ、それにしてもイタリは本当にごはんがおいしい。最高です。
お友達が連れて行ってくれたブレラ地区のレストランは、カジュアルな雰囲気ながら、長友もよく来る(!)という知る人ぞ知るお店でした。そこに集まる人集まる人皆が、何だか「ただものではない」って感じでしたよ。美男美女でファッショナブルな人が多いのです。我々はぽやーと見とれながら、「あっちにマイケル・ダグラスが…」「あのテーブルのシャラポワが…」と、美しい人々に勝手な呼び名をつけて話題にしておりました。ギョーカイ人御用達のお店だったのかしら。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 旅行 | 19:18 | comments(0) | trackbacks(0) | -
秋が来た!ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
9月最終週に、日本からお友達が遊びに来てくれました。パチパチ。
彼女は2010年にもシンガポールに来てくれたため、今回はそのとき行かなかった(無かった)ところを中心に案内しました。マリーナ・ベイ・サンズとか、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイとか。2年で人気の観光名所がごっそり入れ替わってしまうシンガポールって、やっぱりすごいわ。



新顔のガーデンズ・バイ・ザ・ベイには、ちょっと変化がありました。
オープンしたばかりの7月に訪れたときは、ガラス張りの巨大なドーム「フラワー・ドーム」の中は、春という設定でした。しかし今回訪れたら、世界中の花が咲く広大なスペースは、秋になっていたのです! 花壇の中はカラフルなキク科の花でいっぱい。黄色、ピンク、赤、薄紫の小菊で、もりもりと盛りつけられたトピアリー風のデコレーションがあったり、ポンポンダリアがリズミカルに並んでいたり。秋の収穫をする動物たちのジオラマもあって、雰囲気満点です。





このスペースは「シーズンごとにラインナップを変えていく予定」と、オープン当初からアナウンスがありました。しかし北半球の四季に合わせて、ここまでがらりと構成を変える潔さに改めて感心しました。赤道直下のこの国で、寒冷な季節のお花の維持は本当に大変な作業だろうなあ。
私は周囲の人々にガーデンズ・バイ・ザ・ベイの話をするときに、「いつかシンガポールは国土全体をドームで覆って、四季を作り出すに違いないよ…」と常々言い続けているのですが、この想像がまた一歩現実に近づいたような気がします(笑)。冬季のフラワー・ドームがどんな風に変わるのか、今から楽しみ。

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| あさぱん(Asa-Pan) | 見どころ散策 | 19:32 | comments(0) | trackbacks(0) | -
マッターホルンを見ながらトレッキング。なぜここで雲が…
再びスイス・イタリア旅日記の続き、その5。
ローザンヌの後は、山岳リゾートのツェルマットへ移動しました。
今回の旅は主に「各地に住む友人を訪ね歩く旅」というのがテーマだったため、都市部を中心とした滞在でした。しかし「やっぱりスイスに行くからには、山歩きもしないと!」と、私がいささか強引にスケジュールにねじ込んだのです。
実は以前に一人旅でツェルマットに来たことがあり、そのときトレッキング中に眺めたマッターホルンの美しさが、ずっと忘れられなかったのです。



ところが午後にツェルマットのホテルに着いたら、なんと雨降りー!
空は灰色の雲に覆われて、マッターホルンなんて影も形も見えません。さっさとお昼寝をはじめた夫の横で、私は恨めしそうに外を眺めながら、ipadをいじっていました。その後SNSの閲覧に没頭しかけていたところ、ふと窓の外が明るい…と思って空を見上げたら、雨が止んで雲の間から突然マッターホルンが姿を現したのです!
「起きて起きて起きて!マッターホルンが出てきたよ!!」
夫を叩き起こして、ツェルマットの中心を流れるマッター・フィスパ川まで出てみたら、橋の上には角笛のようなマッターホルン(4478m)が鎮座していました。さっきまで雲に覆われて何ひとつ見えなかったのが、嘘のような巨大さです。山の天気の変化の速さと、生マッターホルンの神々しさに感嘆。



翌日は登山鉄道でゴルナーグラート展望台へ出発。3089mの高地です。
実はツェルマットはものすごーーーく日本人観光客の多い村で、どこもかしこも日本語の案内が充実。登山鉄道のアナウンスも、英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・日本語で行われるのです。ヨーロッパのそこかしこにいる中国人観光客の皆さんが、ここにはほとんどいないことにビックリ。標高1620mの村の中は、環境保護のため電気自動車しか入ることができず、大型バスで団体客が乗り入れられないのが理由と思われます。

そんなわけで極めて快適な(あわわ)登山鉄道に乗って、30分余り。どんどん大きくなるマッターホルンを眺めながら、展望台の駅に到着です。ところがこの日のマッターホルンは、てっぺんだけ帽子を被ったかのような雲に覆われていたのです。この旅行中ずっと快晴に恵まれてきたのに、何で一番晴れてほしいところが曇りになるんだーー!(号泣)



しかし最大の問題は雲ではありませんでした。強風です。
モンテ・ローザやブライトホルンなど4000m級の山々が見渡せる展望台には、ものすごい風が吹いていました。はっきり言って寒い!真夏なのに!!
目の前に迫るゴルナー氷河やシュヴァルツ氷河の迫力には圧倒されましたが、それ以上に顔面に叩きつけるような強風の冷たさに、おちおちカメラも取り出せません。それなりに厚着をしていったつもりだったのに、高山の天気の厳しさをナメてましたよ…。結局 展望台の売店で、マッターホルンのアップリケが付いた手袋を買ったのでした。トホホ。



展望台の後は、マッターホルンを眺めながらトレッキングに挑戦。
登山鉄道で一駅分降りて、ローテンボーデン駅(2815m)から、二駅先のリッフェルアルプ駅(2582m)までの山道を降っていくコースです。ローテンボーデンまで降りてくると風はだいぶ弱まっており、どうにか歩くことができました。この近くにはリッフェルゼーという湖があり、風のない晴天の日には「逆さマッターホルン」が見えることで有名。が、この日の眺めはほぼダメダメでした(>_<)。でも湖にぼんやり映る青いマッターホルン(雲かぶり)と、岸辺を埋め尽くす白い花々に感動しましたよ。



トレッキングコースの途上では、他にも次々に高山植物に出合うことができました。青いカンパニュラやピンクのヤナギラン、白いアキレアなど、険しい岩陰にひっそりと咲いている花々は可憐そのもの。雪をかぶったアルプスの山を眺めながら、野生の花が咲く道を歩くと、まさに天上の世界という感じです。あまりの美しさに、不安定な岩の道を歩く苦労も吹っ飛びます。次の日はすごい筋肉痛だったけど!



翌日の午後、イタリアへ出発するため、ツェルマットを後にしました。
この日もマッターホルンは雲に覆われたままでした。結局今回、我々は初日の夕方にしか、完全な姿のマッターホルンを拝めなかったのであった…。
「次に来る機会があったら、やっぱツェルマットは4泊くらいしよう」と誓いながら、鉄道に乗ってスイスを旅立ったのでした。まあ旅の間にはこんなこともあるさ…

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