「SuperDry 極度乾燥(しなさい)」というロゴを見た事ありますか?英国発のファッションブランド「SuperDry」のTシャツやパーカーに書かれている文字です。他にも
「自動車潤滑」や
「東の状態」など、わけのわからん日本語ロゴが書かれている服を、山のように出しているブランドです。このTシャツが最近シンガポールではやたらと人気で、
オーチャード・ロードを一日歩けば4、5人は着用している人を見かけるくらいです。
私がこのブランドを認識したのは、今夏に欧州に行ったときのこと。
旅行中にしばしばキテレツな日本語Tシャツを着た白人さんを見たのですが、ミラノに行ったらこの「SuperDry」の支店が、
よりにもよってドゥオモの真ん前にあったのです(下の写真↓)。こんな一等地に建つ、わけわからん日本語のブランドって一体…。
それで帰星後に興味を持って調べてみたら、このブランドが日本ではなくて、英国発のブランドであることが判ったのです。なんでも英国人の発案者が日本を訪れたときに、アサヒビールの「スーパードライ」に触発されて、作ったブランドなんですって。たぶん‘Super dry’という英語名も、英国の皆様にとっては「ん?」って感じの造語なんだろうなあ。
「SuperDry」の存在を心に留めてから、シンガポールでも改めて人々のファッションを観察してみると、このシリーズのTシャツを着ている人があちこちにいるいる!夫に至っては、出張先でも「SuperDry」が目につくようになってしまい、「例のブランドのTシャツを着ている人がいたから写真を撮らせてもらってきた」などと成果を上げてくる始末です。
中でも面白かったのは、サウジアラビアで撮ってきたという、
「SuperDry JPN 極度の石油」と書いてあるパーカーを着た人の写真です。なんで石油?!中東バージョンだから??!
そんな事してるうちに、自分たちも「SuperDry」が着たくなりました…
日本人がインチキ日本語Tシャツを着るってどうなの?!と思いつつもネットで検索してみたら、シンガポールでは
ビボシティのタングスに「SuperDry」を販売しているショップがあるということがわかりました。ちょっとハズカシさをこらえながら夫と行ってみたら、おおお本当にあったーーー!あのわけわからん日本語のTシャツやパーカーが、店内に所狭しと並んでいます!
しかも、人種も性別も年齢もばらばらのお客さんが、次々にやってきてはキテレツなロゴの商品をどんどん買っていくのです!それを見ているうちに勇気を得て、我々も負けじとみょーなロゴのTシャツを買ってしまいましたよ。結構しっかりした生地の、ちゃんとしたTシャツです。商品をひっくり返してタグをよく見てみたら、
「JAPAN SPIRIT. BRITISH DESIGN.」と書いてありました。こんな芸の細かいところも面白い。
翌日は早速SuperDryを着て、マリーナ地区の観光地を闊歩してみました。
我ながら痛イ!でもなんか嬉しい(爆)
その晩はクリスマス・パーティにお呼ばれだったので、夫は
「SuperDry 連合仕事の供給」という妙なロゴのTシャツを着て、私はひるんでオシャレ系のトップスに着替えてから会場のコンドミニアムに行きました。そしたら何と、そのパーティーの日本人主催者様も、オーストラリアで買ったという
「SuperDry 優れた」というロゴTシャツを着ていたのでありましたww
ああっ、私もSuperDryを着たまま乗り込めば良かった!
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